ライ麦狼の寝床

このブログはフィクションであり、実在の (以下略

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資料ザッピング カスピ海パイプライン

DATE: 2009. 11. 11 CATEGORY: 日記×ネタ+妄想
某所でのコメントに対して、ライ麦狼として資料を軽く集めたモノを羅列していきます。
あくまで”軽く”集めただけですので、”本気”や”真剣”、”熱意”と自称される方々は、ココであげた資料だけでなく、もっと大量の資料を集めた上で、考察・発言されることを期待します。
保有・見聞した資料の数が、論文の質を決定するとは限りませんが、ある程度の指標にはなりますゆえ。
伊藤忠など、商社と資源。及びそこから派生する利益

伊藤忠商事が1994年代に権益を取得したアゼルバイジャンの油田は、2007年度に334億円の利益を同社にもたらした。アゼルバイジャンのカスピ海海域に位置するACG鉱区は、アゼリ油田、チラグ油田、グナシリ油田の3油田により構成される。可採埋蔵量は54億バレルだ。そのグナシリ油田深海部からの原油生産が2008年4月からスタートしたので、伊藤忠商事は次の決算で再び大きな利益を得るはずだ。さらに伊藤忠商事は2008年2月、メキシコ湾の油田の50%権益の取得に成功している。


もともと100%権益を持つ米中堅石油開発会社が単独で開発する予定だったが、サブプライム問題に伴う信用収縮の影響で資金調達が厳しくなり、伊藤忠に資金拠出の声がかかったのだ。日本の商社は、サブプライム問題で損失はあったが、副産物も多かったようだ。一方、丸紅は2008年4月、総額2000億円という、単独では同社最大となるチリの銅鉱山への投資に踏み切った。


世界経済は1970年代から2000年まで、ほぼ3%のペースで成長を続けてきたが、中国、インド、ブラジルなどの新興国が世界経済に組み込まれた結果、2002年から5%成長に加速した。これが世界の資源価格を押し上げた。日本の鉄鋼会社や銅精錬所、電力・ガス会社などへの原料供給を手掛けてきた大手商社は、資源価格が低迷していた90年代後半から、上昇し始めた2000年代初頭にかけて、少額出資から一歩踏み込み、リスクをとって大口の権益獲得に乗り出した。これが現在の好調な業績の土台となった。


いまや鉄鉱石の貿易に占める世界シェアでは、三井物産は約5%、三菱商事は石炭で15%と、BHPビリトン(オーストラリア)やリオ・ティント・グループ(英国、オーストラリア)などの世界の資源メジャーに比肩する存在となっている。


商社のたくましさは、タワシからミサイルまで、売れるとなればどんなアイテムでも輸出入することにあるが、資源価格の高騰で需要が拡大した鉱山開発向けの建設機械、タイヤや貨車、油田用の鋼管など、資源・エネルギーの周辺市場を取り込んだことも見逃せない。資源の開発と生産には、重機やパイプライン、道路などインフラ整備は欠かせない。日本の「コマツ」が製造する建設機械が海外で広く求められていることが、それを証明している。商社は新興国の経済成長をインフラ整備から支え、売上を積み重ねているのだ。


発電所、鉄道、水処理設備など、2002年以降、日本からのプラント輸出は毎年2兆円を超える水準で推移している。大手商社6社の機械部門の純利益は2004年3月期に1000億円に満たなかったが、2008年3月期には約2400億円にまで拡大した。4年間で2.4倍にもふくれあがったのだ。特に北京オリンピックを控えた中国向けの輸出は大きい。


商社の事業投資も軌道に乗り始めている。丸紅は1990年代に入って発電事業そのものに参入。現在では世界各国で持ち分発電量6600メガワットの発電事業を運営。民間の独立発電事業体では世界4位の規模となり、2008年3月期は純利益110億円を稼ぎ出した。


石炭や石油のように枯渇資源でなく、再生可能なエネルギー。すなわち、風力や太陽光を利用した自然エネルギーによる電力事業や原子力事業に参入するプラントメーカーも登場している。資源高でもうけた商社は、次にエネルギー産業に進出しようとしているのだ。






ブログ「アフガン日記」より


□ 1


中国がアフガニスタンやイラクなど紛争地域でも、
地下資源獲得を狙う国家戦略を加速させている。議会の承認を待たず、即断即決で命令を下す政治体制が威力を発揮。
安全保障問題も絡み、過去5年で“触手”を伸ばした地域は
アジア・太平洋から中東・アフリカ、中南米までぐるりと地球をひと回りした。
政情悪化への懸念や資金難で
動きが鈍った先進国の間隙(かんげき)を突いた格好だ。

■政情より資源

 中国外務省の報道官は24日、
モスクワで27日に開く
上海協力機構(SCO)のアフガン支援会合で、
「中国はアフガンの情勢安定と経済復興に向け具体的提案をする」と述べ、
積極的に関与する姿勢を示した。
 中国国内の反政府勢力に影響を与える近隣諸国の
反政府勢力に対する監視を強める狙いがあるが、
同時に中国冶金(やきん)科工集団などが
43億9000万ドル(約4300億円)を投じて
アフガンで開発中のアイナク銅鉱山の権益保護や、
鉄鉱石、天然ガスなど
未開発資源の権益獲得も狙っている可能性がある。 商業上の採算性を度外視してでも
「欲しいモノを手に入れる」戦略は先進国とは対照的。

トルクメニスタンなど中央アジアやイランなど中東、チャドなど
アフリカで政情不安をものともせず
次々に資源を手に入れた。
長期的に見て中国で需要が拡大する資源の確保を重視し、
一時的な収益性では判断しないとの戦略がある。

■トップ外交も

 中国の武器は2兆ドルに迫る世界最大の
外貨準備高をもつチャイナマネーだけではない。

先月も胡錦濤国家主席がサウジアラビアなど
中東・アフリカを、
習近平国家副主席がベネズエラなど中南米をそれぞれ歴訪。
経済援助をテコにした資源外交に全力を挙げている。

 また、温家宝首相は昨年来、
「危(ピンチ)を機(チャンス)に変えなければばならない」と繰り返し発言。
金融危機で先進国による資源国への資金供給が滞る
タイミングを逃さないようハッパをかける。
収縮ぎみの世界経済とは裏腹に、資源獲得へ中国の野望はさらに肥大化しそうだ。


□ 2

中央アジア5カ国(ウズベキスタン、カザフスタン、
キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)の
魅力を探る「経済と文化のクロスロード-ユーラシア・中央アジアフォーラム」(毎日新聞社主催)が
27日、東京都内で開かれる。
豊富な天然資源をめぐってロシアと欧米、中国がしのぎを削り、
またアフガニスタンの後背地として
世界の安全保障の面からも重要視される地域だ。
フォーラムを前に中央アジアの現状を紹介する。


 ◇石油・ウラン・天然ガス、各国争奪戦
 中央アジアの石油・天然ガス資源をめぐる
開発参入競争や輸出ルート争いは、
19世紀に英国とロシアなどがこの地域の覇権を争った
「グレートゲーム」の再来とも呼ばれている。
旧ソ連時代、輸出経路はロシア経由のパイプラインに限られていたが、
近年は中国がほぼ独力で直通パイプラインを建設し、
欧米もロシアを迂回(うかい)する
欧州向け輸出ルートの開拓を進めている。

 カザフスタンはカスピ海北部や沿岸部の
石油資源が90年代から注目され、
欧米資本を導入して開発を進めてきた。
昨年の原油生産量は7200万トン、
確認埋蔵量は53億トンで世界第9位。
旧ソ連ではロシアに次ぐ「石油大国」だ。


米シェブロンが手がけた世界有数規模のテンギス油田は
今後、さらに生産量を増やす見込みで、
日米欧の共同事業体が開発するカシャガン油田も早ければ12年に生産を開始する。

カスピ海北岸から中国・新疆ウイグル自治区まで
総延長約3000キロの石油パイプラインが
7月に完成し、輸出先の多様化も進んでいる。

 カザフは原発燃料となるウランの生産量でも、
カナダに次いで世界第2位。
昨年の生産量は約8700トンで世界の生産量の2割を占める。
地球温暖化対策で世界的に原発回帰の流れが起きており、
今後の需要増を見込んで日本企業も開発に乗り出している。

 天然ガスで注目されているのはトルクメニスタンだ。
確認埋蔵量は7兆9000億立方メートルで
世界第4位(1位はロシアの43兆立方メートル)。
これまで輸出ルートはロシアが独占していたが、
今年末にはトルクメン東部からウズベキスタン、
カザフを経て中国までの総延長約1800キロのパイプラインが完成する見込みだ。

欧州連合(EU)主導のロシアを迂回する
ガスパイプライン「ナブッコ」計画も、
トルクメンを有力な供給源とみており、
ロシアとの争奪戦がさらに激しくなりそうだ。

 このほかウズベキスタンはウランや天然ガス、
キルギスは金や水銀、

タジキスタンは希少金属のアンチモンや金、銀
などの資源に恵まれている。

キルギスとタジキスタンでは、山間部の豊かな水を利用した
水力発電も貴重な「資源」だ。

 ◇アフガンにらみ、米露軍駐留
 中央アジアは混迷が続くアフガニスタンに隣接し、
タリバン掃討作戦を展開する
米国はじめ北大西洋条約機構(NATO)にとって
戦略的に重要な地域となっている。

 米軍は01年の同時多発テロ後、
キルギスの首都ビシケク近郊にあるマナス空軍基地に駐留し、
アフガン向け物資輸送の中継地として使っている。
ウズベキスタンにも米軍が一時駐留したほか、
現在はドイツ軍が南部テルメズ近郊で
対アフガン作戦の拠点を構えている。

 一方、安全保障面で
旧ソ連圏の「盟主」としての役割を維持したい
ロシアは、ビシケク近郊の
カント空軍基地に軍部隊を駐留し
、キルギス南部オシにも新たな
軍基地の開設を求めて交渉を続けている。
ロシアはアフガンでの軍事作戦に参加していないが、
米軍のプレゼンスに対抗する狙いがうかがえる。

 ただ中央アジア各国にとって
当面の安保上の懸念は、
アフガンからのテロや麻薬の流出が
政権の不安定化を招くことであり、
この点で各国と米露の利害は一致する。

軍事評論家のフェリゲンガウエル氏は
「テロの脅威が強まるほど米露の確執は薄まり、
脅威が低下すれば米露間の対立が表面化する構図」と指摘する。

 ◇ロシア依存脱却へ--
ロシアのエネルギー専門誌「ロスエネルギー」編集長、
ミハイル・クルチーヒン氏

 中央アジアはかつて経済的に
ロシアに大きく依存していたが、
資源を武器に輸出先の多様化を進めるなど
自立を強めている。
欧州や中国の進出で、
この地域でのロシアの立場は以前に比べて弱くなっている。

 
 例えばロシアとカザフスタン、
トルクメニスタンは07年、
天然ガスのロシア向け輸送量強化のため
既存のカスピ海沿岸パイプラインを改修し、
併せて新線も建設することで合意したが、
この計画は全く進んでいない。
実現にはトルクメン国内を横断する
パイプライン建設が必要で、
同国はロシア政府系天然ガス企業
「ガスプロム」に費用負担を求めているが、
財政難の同社が応じていないためだ。
一方でこの横断パイプライン建設に
ドイツやオーストリアの企業が協力を申し出ている。
トルクメンは条件で双方と駆け引きしている。

 ロシアは4月、パイプライン事故の原因を巡り
トルクメンと対立し、ガス輸入を停止したが、
トルクメンは中国やイランへの輸出でしのぎ、
強気の姿勢を崩していない。

 
カザフはウランという武器を持つ。
ロシアは今後の原発増設のため、カザフからの輸入に頼らざるをえない。
カザフの石油部門には欧米だけでなく中国の企業が進出。
協力相手の多様化が進む。

 
ガスプロムなどロシアのエネルギー企業は
「外交の武器」と言われるが、
実際は外交政策を利用しながら
目先の利害で動いている場合が多い。
しかも経済危機による資金不足や
経営の非効率で競争力は低い。中央アジアは欧州、
中国以外にもイランやトルコなどさまざまな取引相手があり、
ロシアとの間でも当面は有利な駆け引きを続けるだろう。


 ◇日本は支援強化を--
国連大学学長上級顧問、中央アジア・コーカサス研究所所長、田中哲二氏
 「中央アジア」と聞いて日本人はどんなイメージを抱くのだろうか。
「シルクロード」だろうか。
99年のキルギス日本人技師拉致事件の時のような
「イスラム過激派がいる危険地帯」、
あるいは石油を中心とする「豊かな天然資源」だろうか。
しかし、いずれもこの土地の性格を十分伝えていない。

 まず中央アジアは極めて親日的な地域だ。
第二次大戦後、ソ連に抑留された日本人約60万人のうち
1割が中央アジアに送られた。
当時の日本人の勤勉な仕事ぶりは今でも語り継がれている。
敬老精神や客人をもてなす現地の文化も日本に近い。

 最近はエネルギー安全保障の観点や、
アフガニスタンをにらんだ戦略拠点として語られることが多い。
今や欧米諸国や中国、ロシアから注目される存在となり、
上海協力機構などを通じて
中央アジア側が実質的に
キャスチングボートを握ることもまれではない。

 日本は97年に橋本龍太郎首相が「ユーラシア外交」、
04年に川口順子外相が「中央アジア+日本」の外交方針を唱え、
この地域に積極的にかかわってきた。
政府開発援助(ODA)の減少もあって
日本の相対的優位性が続くとは限らない。

 日本はさらに支援を強めて堅固な民主国家群の形成を促し、
この地域の安定と平和に貢献すべきだ。
中国やロシアとの関係を考える際、
日本びいきの中央アジア諸国の存在は、
外交カードの厚みを増す。
鳩山由紀夫首相が唱える
「東アジア共同体」の行方にも影響を与えるはずだ。





イスラムとケシとパイプライン 南ルート

■ 南ルート:アフガニスタンからパキスタンへ

ガス輸出業者にとって、パイプラインの長さはコストの上昇を意味する。ウズベキスタンの石油とその広大な天然ガス資源を最短距離で安価に輸出するのは、アフガニスタンを経由するルートである。アメリカの企業による、石油および天然ガスパイプライン建設の真剣な計画が、以前から存在している。1997年に、トルクメニスタン、ウズベキスタン、アフガニスタン、パキスタンは、大規模な中央アジア天然ガス(Central Asian Gas/セントガス)パイプラインを、山岳地のより少ないアフガニスタン南部を通ってパキスタンへ、そしておそらくは成長しつつあるインドの市場へとつなげるべく、建設することで合意した。中央アジア天然ガス・パイプライン・コンソーシアムは、ユノカル(Unocal、アメリカ、シェア47%)、デルタ石油(サウジアラビア、シェア15%)、トルクメニスタン政府(シェア7%)、伊藤忠石油開発(日本、シェア6.5%)、インドネシア石油(INPEX/日本、シェア6.5%)、ヒュンダイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクション(韓国、シェア5%)、クレセント・グループ(パキスタン、シェア3.5%)から構成されている。ユノカルが第一の開発企業であり、アメリカ政府が強力に肩入れしている。1997年12月、米国エネルギー省の高官たちはタリバンの閣僚たちとワシントンで会合し、このパイプライン計画を祝福承認したのである。

19億ドルのセントガス・パイプラインは、直径120cmで、アフガニスタン=トルクメニスタン国境から真南へ、そして東へと曲がり、だいたいヘラート-カンダハル道に沿って走り、クエッタでパキスタン国境を越え、ムーラットに至る1271kmに及ぶ予定である。トルクメニスタン政府は、ダウラタバードの巨大な天然ガス原への短いパイプライン敷設に同意している。それによって年間200億立方メートルの天然ガスがパイプラインを流れることになり、トルクメニスタン政府は、セントガスに7080億立方メートルを供給することを保証したのだ――これは、ダウラタバード天然ガス埋蔵量の全量に相当する。

セントガスがどれほど稼ぐことができるかは、多くの変動要因にかかっている。とりわけ、価格変動と東アジアおよび東南アジアの市場における天然ガスの需要変動である。しかし、いずれにしても巨大な利益をあげることは明らかである。トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタンの3国すべてにとって、この計画はとてつもなく有益である。アフガニスタンにとっては、1979年のソ連進攻以来はじめての大きな海外からの投資である。パキスタンにとっては、工業化の次ぎの段階へと進む鍵となるにちがいない。セントガス・コンソーシアムが通過権のためにいくら支払うことでタリバンと合意したかは不明である。が、ユノカルには競争相手があり、トルクメニスタンからのパイプラインをアフガニスタン西部を経由してパキスタンのアラビア海沿岸へと敷設しようとしたその会社がタリバンに申し出た条件は、通過料に10億ドル、それに加えてかなりの額の鉄道敷設費、道路建設費、20kmごとの警察駐屯所建設費であったと報じられている。パイプラインに沿って、タリバンの部隊が駐屯することになるはずだったのだろう。 

アメトルクメニスタン政府が、ユノカルの競争相手であるアルゼンチンのバリダスではなくユノカル主導のセントガス・コンソーシアムを選ぶよう、アメリカ政府は強い圧力をかけた。1997年、セントガスはパイプラインの契約を結ぶことができたが、敷設準備ができないうちに、1990年代中頃にはアメリカにとって有望と見えたアフガニスタンの政治情勢が悪化してしまったのだ。内戦は続き、タリバンの文化的急進主義と女性への敵対が世界のメディアに爆発的に伝わり、またアフガニスタンはテロリストの大きな基地となってしまった。1998年8月、アメリカはアフガニスタンにあるビン・ラディンの基地を攻撃し、その4か月後ユノカルはセントガスから脱退した。政情不安、アメリカ本国政府からの圧力、株主と女性グループからの批判は、ユノカルにとってそれ以上耐えられるものではなかったのだ。

トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン政府は再三にわたりコンソーシアムを再出発させようと試みたが、アフガニスタンが内戦をかかえまたアメリカとの敵対状態にあって、魅惑的なセントガス・プロジェクトは延期された。見込まれる利益があまりにも膨大なので、昨年になってユノカルはプロジェクトに再度食い入ろうとしたと言われている。しかしユノカルは、アフガニスタンでの難問に加え、そのタイ=ビルマ・プロジェクトでもビルマ人強制労働の問題からアメリカ国内で裁判に訴えられている。(うまくいけば、この裁判は、アメリカの企業が利潤追求の活動にかかわり外国人の人権侵害を行い、そのことに法的に責任を問われるはじめての事例となる。もしユノカルが敗訴すれば、数百万ドルの賠償金を支払わねばならない可能性がある。)アメリカ合衆国政府はミャンマーに経済制裁を科し新たな投資を禁止したが、主な理由は、ミャンマー独裁政権によって組織されたビルマ人強制労働をユノカルが利用したことに国内の批判が高まったからである。

しかし他方でユノカルは、トルクメニスタン北部からアフガニスタンを経由しアラビア海に面するパキスタンの港へと通ずる石油パイプラインを敷設しようというコンソーシアムの第一の開発業者でありつづけている。この石油パイプラインは、直径105cm,延長1700kmの計画であり、ユノカルのスポークスマンはアメリカ議会で、巨大な(そして環境的には危険きわまりない)トランス・アラスカ・パイプラインに匹敵するものだと自慢げに吹聴している。ユノカルの――そしてコンソーシアムに加わる日本の――重役たちはこの25億ドルの計画について、トルクメニスタンの石油を海まで運ぶ最も安価で、最も容易な方法であると考えている。港から、日本と韓国へ、またおそらくは中国へと向かうスーパータンカーへと積み込むことができるからだ。

石油と天然ガスはアフガニスタンではじまる戦争の直接の原因ではないが、アフガニスタンに対するアメリカの長期的政策のねらいを理解することは重要である。炭化水素にかかわる利害の追求は、この地域でのアメリカの政策に半世紀以上一貫した不変の要素である。アメリカは冷戦時代にソ連と戦うムジャヒディーンの抵抗運動をつくりだしたが、国については関心を失い、かつての依頼人たちがアフガニスタンを壊滅させるままにしてしまった。そしてアメリカは、石油と天然ガスの採掘と輸送に必要な安定性を求め、タリバンに手をだし、もてあそんでいたのだ。自らのムジャヒディーンへの支援がつくりだした竜巻が、テロリストの脅威としてアメリカ本土に逆流するまで。





「完成 カスピ海パイプライン」

NHKモスクワ支局長の石川記者は、
「アゼルバイジャン沖の原油はアゼル・ライトとして大変軽く、
 品質が高く、高値で取引されます。
 ロシア産の重い原油と混ぜない独自のルートを持つことは、
 その面でもアゼルバイジャンにとって大きな利益となります」
「この十年間で大きく変化したのは、覇権、影響力を争うという地政学的な
 考えではなく、経済的な合理性を考えるということが主流となったこと。
 BTCパイプラインが完成したとしても、余りある膨大な石油がカスピ海周辺で
 発見されたこと。石油の高値。
 露自体が欧米への積極的な輸出戦略を採っている。
 パイプラインを独占しているトランスネフチという会社にとっては、
 競争相手として不愉快な存在でしょう。
 露の民間石油会社にとっては価格競争が生まれることは、石油会社にとっては
 歓迎すべきことです。
 『どこを通るかは問題ではない。石油とは、パイプラインの通行料がより安く
  しかも石油がより高い市場に流れるルートに流れていくんだ』
 地政学から経済合理性への逆らい難い時代の流れ

 対岸のカザフスタンのカシュガン油田:ここ30年で発見された最大の油田
産出量は北海油田を抱える英一カ国に匹敵
採掘を行っているのは、米伊仏日などの国際共同企業体
タンカーでバクーへ送る計画(2008年六万トン級タンカーを六隻)
更には海底パイプラインも計画

・同ルートのガスパイプラインも来年完成
・鉄道や通信網でも欧と繋がり強化の共同宣言
・カザフ→グルジア→ウクライナ→欧州石油ルートも現実性を帯びる
 (エネルギーの露依存を低下させる)
・カザフ・中国パイプラインは今年末に完成予定
・経済面では、経済成長の続く露市場は、貿易相手国としての重要性は
 高まっている




カスピ海資源争奪戦:アゼルバイジャンとナブッコ・パイプライン



他諸所のページ
貿易と環境のデータベース:トルキスタンの石油と天然ガス
http://www.american.edu/projects/mandala/TED/turkmen.htm

Central Asia Newsnet
http://www.centralasianews.net

米エネルギー省、アフガニスタンについてのページ
http://www.eia.doe.gov/emeu/cabs/afghan.html

米エネルギー省、カスピ海地域についてのページ
http://www.eia.doe.gov/emeu/cabs/caspian.html

ユノカルのビルマ人強制労働問題訴訟の情報があるマイケル・ラトナーのホームページ
http://www.humanrightsnow.org

Institute of War and Peace, 中央アジアについてのページ
http://www.iwpr.net/index.pl?centasia_index.html

MERIP:Middle East Research and Information Report
中東についての最も優れた英語の情報源
http://www.merip.org

Oil-Gas Research Centre: International Petroleum Encyclopedia
http://orc.pennnet.com/home.cfm

カザフスタン:したたかな資源戦略
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/chechen/2004/11/post_5.html

イラク政府はナブッコ・パイプラインの輸送量の半分を供給できると表明

イラン、ナブッコ・パイプラインに加わる可能性高まる
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090715_203052.html

Iran says ready to send 10 bln cubic meters gas to Nabucco
http://www.isna.ir/ISNA/NewsView.aspx?ID=News-1370197&Lang=E

イラン石油省当局、天然ガスをめぐるヨーロッパとの新たな合意を発表
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090516_193020.html

ロシアとトルクメン、ガス独占輸入維持
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070425AT2M2501925042007.html

露、カザフスタン、トルクメニスタンが、ガスパイプライン新設に合意
http://www.afpbb.com/article/1587907

カザフスタン:したたかな資源戦略
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/chechen/2004/11/post_5.html

ロシア・ギリシャ間でパイプライン建設に合意 (RTR):BTCパイプラインへの対抗
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/gendaisekai/2007/03/rtrbtc_c226.html

「カスピ海・地中海パイプラインをいく~石油の中東依存を変えられるか」
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/chechen/2005/01/nhkbs.html  






と、一番上で、「かかってこいやっ!!」みたいな事を言っていますが、・・・まぁ、ノリだったりします
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