ライ麦狼の寝床

このブログはフィクションであり、実在の (以下略

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父の日・・・再録ですが

DATE: 2009. 06. 21 CATEGORY: 日記×ネタ+妄想
ども、母の日に比べて、切なくなるくらいに規模の小さくなる父の日でございますが、何とか盛り上げてあげたい・・・というか、不憫で仕方ない気持になっちゃうライ麦狼です。

どのくらい不憫かといいますと、コミック版でエピソードが丸ごとなくなったりベットの下でホコリっぽくなっていたりする”吸血殺し”の人くらい、不憫でなりません。

いやだって、デパートやショップでの力の入れ具合っはもちろん、そもそもオフィシャルカラーさえないですもん。
母の日ならオフィシャルカラーは、赤いカーネーション的な赤とかピンクとか、そーゆー色でらっしゃる。
しかし父の日となると・・・何色? 黒いクツシタ的な黒? 無難なガラのネクタイ的な暗色系? ・・・・・・救いようがないです。この歴然たる差は、もはや救いようがないです。

だからせめて、世のお父さん達のために、下記の小話でも再掲載させてくださいな。





『一番美味い寿司は、奢ってもらう寿司?』

そんな言葉があったことを、俺は寿司屋の行列に並びながら、ふと思い出していた。
じゃあ、こう言えるんじゃないか? 「一番嫌な寿司は、奢ってやる寿司」と。
はあ~

「あららぁ、どうしたね後輩君、両手に花でお寿司が食べられるのに、何で落ち込んでいるのかなぁ?」
「そうですよ。”酔いつぶれた私を介抱しようとしてくれた” お礼に、貴方に奢らせてあげているんですから、もっと嬉しそうにしてください」

お、お礼って・・・

「そうよ、ライ麦娘だけじゃなく、あたしまで一緒なのだよ。優しいお姉さん二人に挟まれて、男のコ的には最高じゃないのさ」
「その点は確かにそうなんですがね・・・」

俺もその点は否定しないよ。
いかにも巨乳お姉さん、って感じのライ麦娘さんだけじゃなく、その友達のアキホさんも、見た目チビでロリだけど実は年上で、ちょっとお姉さんぶっている、ってキャラはなかなかだよ。けど・・・

「けど、回転とは言え寿司はちと厳しいんですが・・・」
「なるほど解りました。貴方は、”酔いつぶれた私をアパートに連れ込もうとしたけど、アキホに見つかって失敗した。それも2回もっ!!” という、在らぬ疑いを大学中に流布されても構わない、という事ですね」

ぐ、在らぬ疑い・・・じゃなくて事実その通りだったりします(汗
芝居くさい仕草のライ麦娘さん。ハンカチを取り出し、目尻に軽く当てながら、

「残念です、前途ある後輩が社会的に抹殺されていく過程を、まじかに見ることが出来るなんて、残念でワクワクしちゃいますね」
「全然残念がってないでしょそれっ!! っーか、人が魚介類を焼いていると猫みたいに寄ってきて、勝って人の酒でに酔っ払って、お持ち帰りOKどころか、それこそ、発情した猫みたいに誘っているのは、ライ麦娘さんでしょ」
「なっ!! ひ、人の記憶がないことを良い事に、なんて事を言うのですか!! ちょっと可愛いコと思っていましたが、それは酷いです」
「うわ~、これだから男って嫌なのよねぇ」

一方的に悪者にされてるよ、おい。
そりゃ、お持ち帰りしようとしたのは事実だけど、ライ麦娘さんの乱れっぷりは、据え膳喰わぬはって状況だったのも事実なんだぞ。あれで行動しないのは、男として問題があるよ、絶対。
くそー、でも2対1じゃ勝ち目はないな。

にしても、列が全然すすまない。
回転寿司激戦地の有名店とかじゃない。ドコにでもあるような店なのに、なんで入店待ちの行列が全然進まないんだ。
地元駅の北口商店街のなかにある、チェーン店の回転寿司屋。普段からそこそこ人が入っているけど、入店待ちの列が店の外、それも隣の花屋までのびる行列なんて、まずない。


「・・・にしても、入店待ち全然進まないですね。店かえますか? 」
「こらこら、むりやり話題と出費を変えようとするかね君? そんな事言ってやがると、アキホお姉さんオススメの寿司徳にしちまうぞ」
「ちょっと待ってくださいよ先輩、それパチンコ屋の向かいの回ってない寿司でしょ。もっと庶民的なものにしましょうよ。えっとほら、直ぐそこにモスと天屋がありますけど、どっちにします?」
「こらこら、庶民的通り越して経済的になってるわよそれ」

なんとこの先輩、モスが経済的と言いやがりました。苦学生にとって、モスも高級品だというのに・・・
ホントに経済的なのは、赤毛アフロがベンチでふんぞり返っている所で、お飲み物は”水”って注文するんだぞ。

「だいだい、アンタが何をしでかしたか解ってるの」
「しでかしたって、未遂じゃないですか」
「未遂じゃなかったら警察にいってるわよ。知ってるかしら、不起訴になっても前科もんのリストに名前が載るんだよ」
「・・・にしても、入店待ち全然進まないですね。店かえますか? 」
「だーかーらっ!! むりやり話題と出費を変えようすんな。・・・と言いたいけど、店内混んでるし、お持ち帰りの列まで伸びてきたわね。何なのかしら、今日って6月15日で寿司の日かなんかだっけ?」

いや先輩、6月15日をどう繋いでもスシにはなりませんて・・・
でも、何かの日だったような気はするのだが、何の日だっけ?

「何を言っているのですかアキホは、今日は父の日じゃないですか、ほらほら」

ライ麦娘さんはそう言って、どこか嬉しそうに寿司屋の窓を指差す。指の先には、窓の内側から張られたフルカラーのポスター。

父の日特大サービス
① 父の日の特別お持ち帰りメニュー
   パパ握りセット ¥4480 オヤジちらし ¥3980 
② ご家族で来店のお客様には、150円皿一枚サービス。

桶盛りの寿司とちらし寿司の写真に並んで、随分なネーミングセンスと、無難なお値段が踊っていた。
指摘された後に気が付いたけど、店内の大半が家族連れの客。
どこんちも、ちょっとしたお祝い事は回転寿司って考えるのは同じみたいだね、こりゃ。

「そーいや父の日なんてのがあったわね。・・・ちっ、だからこんなに混んでるのね。ああもう、せっかくたらふく寿司が只で食べれるってのに、イライラするわね」
「ふぇ? そうですか? こういう日は、待たされても良い気分じゃないですか」
「「はぁ?」」

ライ麦娘さんの不可解な発言に、思わず俺とアキホさんのマヌケな疑問符がハモった。
待たされて良い気分って、なんですかそりゃ?
頭の上に?を浮かべる俺達に対して、にこにこ顔の彼女は、

「だって、待たされているという事は、それだけ沢山のご家庭で、”お父さんいつもありがとう” って、父の日をお祝いしてるんじゃないですか。
 多くのご家庭で、家族円満という事ですよ。うれしいじゃないですか、うんうん」

一人納得したご様子でご満悦です。
・・・・・・毒気を抜かれる解説ありがとうございます。
何というか、その、ああ、そうだ、こんな時はあの台詞だろうな。隣を見れば、俺と同じ表情のアキホさん。たぶん同じ台詞を考えている筈だ。じゃ行きますか、せーの、さんはい

「「恥ずかしい台詞禁止っーーーっ!!」」
「ええぇぇぇぇーーーっ」



この後もライ麦娘さんのボケに、二人で突っ込む展開をしつつ、寿司とその後のデザートまで奢らされた日曜日。
アパートに帰った俺は、妙に緊張しながら実家へ電話をかける。そういえば、こちらから電話するのは、随分と久し振りな気が・・・、そんな事を考えている間に呼び出し音が切れた。

「ああ、母さん 俺だよ俺、―― 詐欺じゃないって、あのさ・・・父さんいるかな? うん、父さんに――


さて、父親が電話口に出るまでの間に、何を話すか考えなきゃな・・・






ってな感じの小話でございます。

小市民的な感覚ではありますが、家族のお祝い事というと、回転寿司やお持ち帰り寿司を連想するライ麦狼でして。
母の日・父の日・敬老の日など、近所の寿司屋が混んでいますと、ああ何処のご家庭も同じだなぁ~、平和だな~と思う訳です。

でもやっぱり、父の日よりも母の日の方が混むんだろうな~・・・・・・(涙
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テーマ: 父の日っ!!
ジャンル: 日記

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