ライ麦狼の寝床

このブログはフィクションであり、実在の (以下略

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好中球とか思いっきり

DATE: 2009. 05. 24 CATEGORY: 日記×ネタ+妄想
ども、別の病院でも扁桃腺炎と診断されたライ麦狼です。
でも耳鼻科の医者は、
「でもオカシイんだよな・・・こんなに時間のかかるはず無いんだけど、3週間なんて・・・」
不吉なことを仰ってました。

でも血液検査の結果を見る限り、白血球数とか好中球の数とか、思いっきり扁桃腺炎の数値を出しているんですけどね。

とりあえず処方された薬は、前の病院と違いシンプルに、ロキソニンとアモキシリンの2種類だけ、それも5日分だけです。
前回の病院がジャラジャラと8種類も処方していたのに、随分と差があります。
まあ、金土日と3日連続で点滴したり、点滴の種類も変わったし、量も時間も回数も増えているんですけどね・・・。

何というか、短期決戦で攻める気ですかセンセ?


で、メモなんぞ書きしたためつつ、今は自宅に帰ってきてゆっくりしています。
・・・今日中にある程度回復しなければ、明日から仕事だしね~










これはメモ。そうメモだ。
自分が忘れないためというより、何となく書き残しておくだけのメモ
別に誰か見せるための物でもないし、まして後でまとめたり、意味を持たせるつもりもない。
本当に意味なんてないメモ。
もし意味があるとしたら、読んだ人間が勝手に付与するような程度だろう。



割と人気のあるファミレスも、夜の10時を過ぎればだいぶ空いてくるもの。
まして都内とは言え、三鷹より西の住宅街の店となれば当然。
だからあの日俺は、そんな時間帯をねらって、近所のファミレスを利用していた。
デカイテーブルを1人で陣取って、締め切り間際のレポートを仕上げにかかっていたんだ。
もう必死だった。
6人掛けのテーブルいっぱいに資料を広げ、ポンコツノートPCと格闘しっぱなし。
しかも全然はかどらねぇ

「あらあら奇遇ですね、君もこちらの店でレポートですか」

だから、ライ麦娘さんに声を掛けられるまで、この人が入店したことも、隣に座ったことも気が付かなかった。
俺と同じくノートPCを持ち込んで、この場でレポートをやっつけるみたいだ。

「ライ麦娘さんも・・・ですね、その様子をみると。
 アパートで苦戦していたけど嫌気が差して、気分転換にこっちに移動してきた、ってところですか?」

普段からメイクは薄めだけど、今日はなおの事すっぴん気味。しかも表情に疲労が浮き出ている。
しかも、長袖Tシャツの上には竜虎の描かれた悪趣味なアロハシャツを着ているけど、明らかにその下は何もつけていない。
揺れ具合から見て、絶対にノーブラだ。
おおかた部屋着の上から、適当にアロハシャツを羽織って出てきただけなんだろう。
何気ない動作をしただけで、この人の胸元では、首からぶら下げたイヤホンだけでなく、竜虎がぽよんぽよんゆれている。

「はい、しかも今回は私のレポートではなく、あのバカ犬のレポートの代筆なのですよ、まったく」
「バカ犬?」

そういえば、時々ライ麦娘さんが、目つきの悪い大型犬――ドコとなく狼みたいな――を連れているのを見かけるけど
・・・流石に犬がレポートを書くはずがなく、犬っぽい知り合いなのだろう

「ええ、バカ犬です。先週も仕事関連で『中国南部の各省のエネルギー事情と、埋蔵資源の発掘・加工・輸送能力の調査』なんて、
 経済資料どころか世界地理レベルのメモをこさえて、“後はまとめてレポートにしていてくれ”とか言って、
 自分は高熱出して寝込んでいるのです。もうバカ犬通り越して駄犬です、駄犬」

何モンだその駄犬て?

「しかも今週は、溜めに溜め込んだ“護憲派”のメモを押し付けて、またレポートにしろと言うのですよ」
「はぁ、でその駄犬さんは今ドコで?」
「また熱出して寝込んでますよ・・・なんでも、免疫系がズタボロとか言ってます。
 さて、PCの起動待ちの間に、ドリングバーに行ってきますね」

そう言って席をたつライ麦娘さん。
机に残されたのは、わりと大き目のノートPCと、ジップロックの袋に入った大量のペン。
ルーズリーフや紙のノートは無いのに、何故か色とりどりのペンだけが用意されている。
しかも無機質なジップロックの袋だなんて・・・妙だな。
女の子が、無駄にカラフルな文房具を持ち歩くのは知っているが、どうにもそのテのモノとは違って見える。
ペンの大半は、ノック式のボールペン。
それも見た感じ、100円でも1000円以上でもなく、500円くらいの、マットな金属ホディのちょっとだけ高いヤツ。

「むー、何を人の持ち物をジロジロ見ているのですか? もしかして、小学生の頃にリコーダーを―――」
「そんな経験ないですよっ!!」
「それはそれは意外ですね。酔いつぶれた私を御自分のアパートに、
 2度も連れ込もうとして、2度とも失敗している君ですから、そんな行動を取りかねないと推測したのですが」

ティーポットとカップだけでなく、アイスティも作る気なのか、氷の詰まったグラスを持って戻ってきたライ麦娘さん。
立った状態のまま、うろんな眼差しで俺の顔を覗き込んで、人聞きの悪い事を言う。
そりゃジロジロ見ていたのは悪かったけど、

「くっ、関係ないでしょそれは。・・・ただ気になったんですよ、ノートも紙も無いのに、こんなにペンばかりがあって」
「ああ、これが駄犬のメモなのですよ。本当に駄犬らしいメモです、ほら」

ほら、と言ったライ麦娘さん。手にした物をテーブルに置くと、代わりにボールペンの1本を手に取る。
そしておもむろに、首からぶら下げていたイヤホンのジャクを、何故かボールペンのノック部分に突き刺した。
え゛!?

「君はこちらを使ってください、ほらどうぞ」

唐突な状況を理解できていない俺に、無造作に差し出される片側のイヤホン。
もう片方側のイヤホンは、ライ麦娘さん自信が耳にはめている。
1つのイヤホンを二人で共有。しかもライ麦娘さんは少しかがむだけで、隣に座るわけではない。
当然差し出されたイヤホンと同じ高さで、ぽよんぽよんと竜虎が揺れている。
いや、重力の素晴らしい演出のおかげで、揺れ具合は増大しTシャツの襟元も緩んでいる。
ビバ重力っ!!
体温と香りを感じるほど接近した竜虎に気を取られ、俺は警戒心が低下して、興奮と血圧は上昇。
あからさまに問題あるだろ! ってボールペンの存在を忘れて、イヤホンを耳にはめてしまった。

聴こえてきたのは、

群衆のざわめきと、屋外録音特有のマイクが拾うウインドノイズ。
その背後では、いかにも熟練のシュプレキコールといった、政治的主張が響いている。
???
俺が状況を整理し終えるよりも先に、男とも女ともつかないの声で無機質に“メモ”が吹き込また。



「□□時○○分 カモ接近、数3」



カモ? 水鳥の餌付けか何かか? 
そしてこの声の主が駄犬なのか?

俺がライ麦娘さんに質問しようとするよりも先に、先ほどの声で・・・いや今度は、声は同じなのに妙に人懐っこい声色で、



駄犬「ああ、ココ空いてますよ、どうぞ私は奥に行きますから、ココ使ってください」
カモ「どうもすいません。ありがとうございます」
駄犬「いえいえ、こう人が多いと私達の方でも、ブルーシートをもう少し持ってきたほうが良かったですかね?」
カモ「そうですね。いつも主催者側にまかせっきりですからね」
駄犬「なるほど、でも私は今回が始めてで勝手がわからなくて、呼ばれて参加しただけでして」
カモ「大半はそうですよ。ウチも高知県から来ている人間は半分くらいですし、上京者に動因かけてますから」
駄犬「そうですか、ウチは埼玉なんで直接くるように言われちゃいますね」
カモ(高知県産)「へぇそうなんですか、大変ですね」
駄犬(埼玉県産)「いえいえ、高知県からの方が大変ですよ、きっと。
 “で、大変というとそちらではどうなってますか? ソマリアの件” 埼玉ではドコも対応を決めかねているみたいでして、無論基本反対ですけど」
カモ(高知県産)「ああ、アレですか? 正直どうでも良いというのが本音ですね。でも反対でしょ」
駄犬(埼玉県産)「ですね。でも海外取引の多い会社の労組やインドの件もあるし、反対反対もいってられませんでしょ」
カモ(高知県産)「インドですか? アフリカのソマリアですよねあれ?」




・・・何だこのやり取り?
スゲー嫌な予感がしてきて、背中を健康に悪そうな汗が滑り落ちた。

「あ、あの~こ、会話が“メモ”なんですか?」

思わずライ麦娘さんを見上げ、あせりながら俺は質問する。答えなんか予想できているのに・・・
ライ麦娘さんは、“メモ”の内容にも、俺とキスできるくらい接近している事にも動じず、

「これは平日の日比谷公園で開かれた、ちょっと大きな、“護憲派”というより、そうですね、
 ・・・もっと大きな意味で左側の人達の集会での“メモ”です。
 ほらいますでしょ、公務員なのに団体交渉権を行使する組合とか、公務員批判する割にはそのテの人達と仲良い野党とか」
「へ、平日ですか? その駄犬さんて・・・学生?」
「いえ違いますよ。ただここ半年、経産省に出向くことが時々あるとか」

日比谷公園は官庁街の直ぐ隣。確かにありえる話だけど・・・

「スパイとか探偵じゃないんですか、潜入捜査とかそんな感じの」
「むー、別に訓練を受けたことも無い素人ですし、スパイっぽい知り合いも北海道警の人だけらしいですよ。
 それに本人も、“潜入は苦手”と言ってますし」

何でもその駄犬さんは、聖ポール大聖堂で開かれた、イギリス国教だか清教のクリスマス・ミサに潜入したとき、
奥の方に紛れ込み過ぎて、ミサが終るまで脱出できなかったり、
聖火リレーの時、長野県警の警備のミーティングに紛れ込んだときも、
ミーティングが終るまで足止めさせられたりと、苦い経験があるらしい。

「だから単一組織の集会には潜入しないんだそうです。
 赤の他人同士が集まるタイプの、複数組織合同の集会しか潜入しないとか」
「充分その人ヤバイと思うんですが。・・・個人情報とか盗み見してそうで、嫌ですねそんな人」
「それに関しては、絶対にしないと言い切ってますね。というより、以前に悪ノリして反省しているそうです。
 “社会人向けの講義でカムフラージュしてまで、あの大学に潜入したのはやりすぎたかな・・・”と」

それって、“前科あり”というのでは?

「ふふん、何なら、あの駄犬が回復したら依頼してみますか? 
 私をHな眼で見ている後輩の身辺を洗って欲しい、とでも。くふくふ♪」
「はあっ!? ちょっと、何で俺が身辺調査受けなきゃならないんですかっ!!」
「あら、私は別に君とはいってませんよ。ふふ、それとも君は、私をHな視線で舐るようにみていたのですか? 
 虎と竜どちらがお好みですか、それとも両方ですか?」
「くっ、気付くというか、わざとですか?」
「偶然もありますが、気分転換です気分転換。
 赤くなったり鼻の下伸ばしたり、君の変化でも楽しまなければ、レポートなんてやる気にもなりませんもの。
 何なら、君にはもっと楽しいものを、二人っきりでこっそり見せて差し上げましょうか?
 いいですか、見るだけですよ。触ったり揉んだりしたら、ダメですからね♪」
「ぐぐ・・・・・・けっこうですっ!! こっちもレポートありますんで、邪魔しないで下さい」

くっそー、何か良いように遊ばれていただけな気がする。
もしかしたら、あの“メモ”さえも気分転換の“仕込み”だったのかも知れない・・・・・・

けど、何故だか知らないけど、あれほど苦戦していた俺自身のレポートが、その後すらすらと出来上がったのは不思議だった。


あと不思議な事といえば、この件の後暫くしてから、あの目付きの悪い大型犬に後を付回される日々が続いた事も、不思議な出来事といえば、不思議な出来事だった。

・・・まさか、あれが駄犬? いや違うだろ、ねぇ。







とまぁ、”メモ”です。特に意味は無いです、はい。
もちろん、知り合いに向けてのモノではないです。
それにアレです。
このブログはフィクションであり、実在の団体・人物・人としての一般常識とは関係ございません。




ちなみに便利な”メモ”は、わりと普通に売っています。
あと人間とは不思議なもので、前もって”メモ”を所持している事を公表しておいて、
その”メモ”が壊れたことを
「あちゃ、録音機が壊れたみたいで、ほら御覧のとおり。困りました、紙とペンとはアナログですね」
などと公開すると、何故か別の”メモ”があるとは考えず、随分と口が軽くなるご様子で、
特に、一部のマイノリティの人は


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