ライ麦狼の寝床

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パンダと不倫

DATE: 2008. 05. 04 CATEGORY: 日記×ネタ+妄想
4/30に亡くなられた上野動物園のパンダ、リンリンへの追悼の念を込めて以下のモノをご紹介。


「ぱんださんようちえん」 (復刻版)


ほんとに、追悼してますよ(汗


で、本題。
最近の若者は・・・なんて、よく言われますが、けっこーみなさん電車やバスで席を譲ってらっしゃるんですよね。
あーゆーのって、何気ないことですが、誰かがやれば回りもやりだしますし、その場意外でも、親切したくなるもんですよね。
ライ麦狼自身、譲ったこともあるし、譲る場面を目撃したことは何度もありますよ。



そう言えば、私があの若者に初めて会ったのも、病院からの帰りのバスでした。
ダンナが入院して一週間がたった頃。
今思えば、なれない入院の準備とか、入院している間の店の営業予定とか、そういったバタバタした事が漸く片付いたタイミング。忙しさの中で忘れていた寂しさが、心のどこかで芽吹いていたのかも知れません。
とは言え別に、ダンナがいない間に若いコをどうこうしよう何て、思っていた訳じゃありません。つい彼の行動が気になってしまったんです。

シルバーシートでもない入り口近く席。そこに座っていた彼は、後から乗ってきた70くらいの老婦人に席を譲っていました。

・・・・・・自分の右足がろくに動かないだろうというのに。

格闘技を、ちょっと本気でやったことのある人間なら判る。逆に言えば、そうでもないと気付かないぐらいの違和感です。
ギブスや杖を突いているのではなく、体の動かし方や重心移動、そんな差異から判断できる特徴というやつです。
通常、試合相手のスペック、得意技や弱点を探るスキルなのですが、長年やっていますと私みたいに習慣づいてしまうものです。

彼は右足に一切力をかけずに、左足一本で踏ん張りました。その補助に、背中で座席を、右手で手すりを支えにしながら、立ち上がったのです。

何で立ち上がったのだろう。

私はどうしても興味がわいてしまい、丁度側へ来たこともあり、気付けば声をかけていました。

「ねぇ君、君は座っている権利があるんじゃないのかな?」
「権利? ああ、おばあさんに席を譲ったことですか。う~ん、あるんでしょうね権利とか、こんな脚ですし」

この若者は”権利”という考え自体を持っていませんでした。

「でもそうゆうの、死んだ彼女が嫌いなんですよ」

”嫌いなんですよ” 、・・・・・・”嫌いだったんですよ” という過去形ではない返答。

「それに権利とか言うなら、あいつはこう言ってますよ。『あのおばあさんを立たせていてもいい権利なんて、誰にもない』ってね。そんな奴なんですよ」

またしても現在形。このこは、穏やかな笑顔でなんて事を言うのだろう。
その一言で、私の興味は尽きるどころか、どんどんと彼に引き込まれていきました。
久し振りに感じるこの感情の名前に気付きながらも、どうしても彼の心の底にふれたかったのです。

そこにどんなモノが横たわっているかなんて、既に予想できていたのに・・・・・・




あとは、こんな小話・・・というか不倫モノの冒頭なぞを連想してしまいます。
ちなみに、ほしいろえんぴつ氏は、座らない派とのことです。
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テーマ: 日々のつれづれ
ジャンル: 日記

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