ライ麦狼の寝床

このブログはフィクションであり、実在の (以下略

スポンサーサイト

DATE: --. --. -- CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

目黒の秋刀魚でフェスティバル

DATE: 2007. 09. 15 CATEGORY: 日記×ネタ+妄想
ライ麦狼の生息域では、そろそろ季節は「ちいさい秋みつけた」な季節になりました。
まだまだ2桁国道のアスファルトは焼けて陽炎が上りますが、田園を渡る風や虫の音、頭を垂れる稲穂のふっくら具合は、もう秋が来ている事を語ってくれます。
そんな訳で、テンプレートも秋っぽいものに♪。


世の中には色々な名物と関連したお祭りがありますが、(山形県の”もうそう汁”の”もうそう祭”など)今日はラジオでこんなネタを放送していました。

『目黒のさんま祭り』

《第十二回 目黒のさんま祭り》

なんというか、今晩のオカズが問答無用で決定してしまう放送内容でした。
どうやってキング オブ 秋のソウルフードの魔力から逃げ出せというのでしょうか。

ソールフード秋刀魚・・・いやサンマと表記したほうが庶民的で、ぴったりな気がする。それはまさに、秋のソウルフード
新鮮なサンマは脂と歯応えを楽しむために、刺身や握りにして、ワサビじゃなくて、生姜と醤油で頂くのも格別なんだけど、やっぱり焼くのが一番だよな~。
もちろんガスコンロなんかじゃなくて、お外で七輪で炭火焼。それも焦って火が踊っている最中はじっくり待って、炭が落ち着いてから遠火の強火で一気に焼き上げる。
新鮮なやつだと焼き上げても、ジューシーで身の弾力が失われないからスゲーよ。
もちろん傍らには、桶に入った氷水とよく冷えた缶ビール。あぁぁ~日本の秋だね~

「昼間からアパートの駐車場で、何をビールのCMみたいなことしているんですか?」
「お~これはこれはライムさん、ご一緒います?最高のサンマをご馳走しますよ」

声をかけられ振り返れば、アパートの隣人にして大学の先輩であるライムさん。もちろんあだ名だが、由来はライ麦娘という別のあだ名を省略したものだ。

「その呼び方は、どっかのマリオネットみたいで、少々考えるところがあるのですが」
「えぇ~似合ってるのに、可愛いし」
「と、年下に可愛いと呼ばれても、むずがゆいだけです」

ライムさんは、傾き始めたばかりの日差しを背にしている。一方俺は、酒屋さんから拝借してきたビールケースひっくり返し、イス代わりに腰掛けている。しかも胸もでかいが背もでかいライムさん。自然と彼女を逆行で見上げているので、表情は見えない。
それでも声色と仕草から、それほど怒ってはいなそう、と判断する。

「ほらほら、ビールも冷えてるし、特等席譲りますよ」
「そんないいですよ、少し詰めていただければ君も座れるでしょうに、ほら。半分だけ失礼しますね」

と言って、ビールケースの半分に腰かけるライムさん。
・・・自覚あるのかなこのお姉さん、こんな座り方だと密着しちゃうって、うわ、にの腕に胸が、わき乳が当たっているし、お尻と太ももがピッタリと・・・。ちらり、とまじかに迫った彼女の顔を盗み見る。ああ、こりゃ自覚無いわ。視線は七輪の上のサンマに、猫みたいに注がれている。

「もしかしてライムさん、七輪で魚焼くの初めて?」
「ええ、初めてなんです。凄いですね、遠赤外線っていうんですか? 放れていても熱を感じるんですね。それに匂いも、本当に炭と魚のこうばしい匂いでドキドキします」

すんません、俺は貴方の体温で熱を感じて、貴方の髪の匂いでドキドキしてます。それでも意識をサンマに向けようと、

「ああ、でも熱効率の良い七輪は、熱と赤外線と煙を上方に収束してるんですよ。焚き火だともっと熱いし煙いから」
「そんなウンチクはけっこうですので、あとどれくらいで焼けるのですか? 焼きたてのサンマって本当に初めてなのです」

ダメだこの人、何時の間にか割り箸と皿を装備してやがる。

「焼き上げるにはもちっと時間かかりますが、チッチッチッ、言っておきますが一番旨い食べ方は、焼きたてじゃないんですよ」
「冷ましたほうが美味しいのですか?」
「いいや、一番旨いのは、”焼きながら”食べるんです」

そう言って俺は、七輪の上のサンマをひっくり返す。零れ落ちる脂で、黒煙と瞬間的な炎が立ち昇るが、ここは脅えず一気に行くのがポイント。
煙と炎の中から現れたのは、きれいに焼きあがったサンマの片面。食欲をそそる焼き色の表面から、時折脂を噴出している。

「ほら、片面焼きあがったところを、七輪の上から直に頂くのが最高なんだよ。これは理に適っていて、『餅はガキに、魚は大名に焼かせろ』って諺があってね。魚を何度もひっくり返―――――」
「美味しいっ!! 凄い熱々です。ビール下さいビール」

聴いちゃいねーよこの人。こちら側に身を乗り出して、”下さい”といいつつ、勝手に桶からビールを略奪していく。
完全に胸が押し付けられてるってのに、全く気にせず、いい飲みっぷりでビールを堪能されている。仕上げに、くはぁ~っ なんて息をはいてます。
なんかもう、色々な事が良くなってしまう俺。前かがみになりながら、ライムさんの食べ残したサンマの端っこの方を食べていく。

「む~、姿勢悪いですよ、もっと背筋を伸ばして食べなさいな」

原因アンタだから、ちょっとは自覚しろ、前かがみになる原因アンタだからっ!!。



そんな感じで、最後まで俺は焼く係りでライムさんは食べる係りで、サンマは終了。
最後は残り火と半紙を使って、緑茶を焙じて焙じ茶を作るのだが、ライムさん相当酔っているのか、完全に船を漕いでいる。
危ないな~、と思っていると、行き成り七輪の方へ倒れこみやがった。
咄嗟にライムさんの身体支え守るが、二人して転倒。何とか受身をとったし、彼女に怪我は無いみたいだ。
でも俺もドジだから、身を起こす時に、右手の人差し指と中指で、思いっきり焼けた炭を触ってしまった。

「うわ、ちょっ、じゃ、アチ、アッチィ~」
「ふぇ? どうしたのですか? うわ火傷ですか、大変です、はやく処置を、はむっ」

は、はむって・・・、何故かライムさんは俺の指を咥えた。火傷の応急処置って、冷やすものですよ。

酔ってトロンと眼のライムさん。大きなおにぎりでも持つみたいに、両手で俺の右掌を優しく掴み、意外と小さな口で俺の指を2本もくわえ込んでいる。先端部分のは、熱いくらいに熱を持った彼女の口腔に包まれていた。
しかも火傷した患部に、柔らかに濡れた舌が、丹念唾液を塗りたくっている。焼けて敏感になった個所には、少し痛いくらいの刺激だが、舌の動きが露骨に感じ取れてしまう。
たぶん間違った応急処置だと思われるのに、懸命に指を舐めるライムさん。飲酒しているとはいえ、紅く火照った頬と鼻から吐く息は苦しそう。でも彼女は、舐めることをやめない。
思わず見とれてしまっていた俺に気付き、上目遣いで此方に視線を向ける。

「ひゃいひょうう?」

小首を傾げた彼女は、口に指が入ったまま「大丈夫?」と尋ねたのだろう。だが、その仕草が大丈夫じゃない。
指で感じてしまった吐息交じりの声の振動で、神経を快感でズタズタにされていた。
隙間の出来た唇から零れた唾液が、指を伝い落ちていく。
それを吸い上げようとする、口腔の動きと濡れた吸引音。一旦口を離し、掌まで垂れた唾液を舌先で舐め挙げる感触。
次々と追い討ちをかけてくる。
ああ、もう駄目だ、限界だ。
たまらなくなった俺は、右を強く引き彼女の口から指を引き抜いた。
ちゅぽん、という音と共に抜けた指を未練たっぷりに睨むライムさん。

「もっと舐めたかったのに、君は酷い人です」

口元をよだれで濡らしながら、おもちゃを取り上げられた犬みたいにスネている。
そんな彼女の頭を、それこそ犬にするみたいに撫でながら、俺は囁きかけた。

「安心してライムさん、もっといいおもちゃを舐めさせてあげるから、俺の部屋でね」

もっとも、舐めてもらうだけでは、すみそうも無いけどね。






・・・・・・、はっ!! 気が付いたらこんなモン書いていました。
これはきっと秋刀魚の魔力ですよ、魔力。
そーいや、去年もサンマでテンション高かったな~
スポンサーサイト

テーマ: ラジオ全般
ジャンル: テレビ・ラジオ

コメントの投稿

非公開コメント

Template: laserdisks2cL
Powered by FC2 Blog
Copyright © ライ麦狼 All Rights Reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。