ライ麦狼の寝床

このブログはフィクションであり、実在の (以下略

スポンサーサイト

DATE: --. --. -- CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「同じ空の下で」   □ 8 □

DATE: 2006. 05. 21 CATEGORY: 小説

 
 
03/01/03(金)
 
「さっすが我が櫻木神社、新年早々にハッピーな事が目白押しだ」
「へいへい、五月蝿いから黙ってろ」
「でもでもでもでもさぁ、ホ~ント幸せな話ばかりなのよ」

 氷川の実家の櫻木神社の境内の一角の、母屋の一室。僕は、氷川と 狭山の相手でうんざりしていた。
 僕と狭山は、氷川の実家で短期バイト。
 受験生にとって貴重この上ない正月に、バイトなど愚者の極みなのか。休憩時間にノートを開いても、二人が五月蝿くて集中できない。

「ほらほら、お賽銭たっぷりだったし、白岡君と伊奈ちゃんは御両家公認の婚約だし、私は星乃芸大受かったし、真駒君と明日香もラブラブだし、それにあの裁判も勝てそうじゃないの!!」
「そうそう、これで宮代が落ちても判定勝利で充分幸せだ」
「判定勝利じゃねぇ。合格して完全勝利。だから黙ってろ!!」

 まぁ、見習宮司とバイトの宮司と巫女が怒鳴りあっていても、ご利益があるみたいなのだから、ありがたい神様だ。
 特にあの裁判が好転している事は嬉しい。
 単純な医療ミス。
 それが今日子さんの死因だ。薬のアレルギーも調べないで、医者が投薬したことで、彼女は急死したのだ。
 小林が殺したんじゃない。そのことが証明でき、無念もはらせる。だからこそこの裁判は勝ちたい。
 普通、医療裁判は難しいらしい。
 けれど強い見方が付いてくれた。例の屋敷の持ち主が、いい弁護士を紹介してくれて、弁護料まで持ってくれるのだ。
 まだ判決が出るまで時間がかかるが、勝利は見えている。
 もっとも、全てを知ってもらう必要があった。それには、僕の恥かしい手紙も含まれている訳で。

「でさぁでさぁ、明日香の妹への最後の手紙って、どんな事書いたの。歳も明けたし、教えて教えて」
「五月蝿ぇ、教えないものは教えないんだよ」

 流石に最後の手紙だけは隠したままだ。別れの言葉なんてものは、恥かしからとかじゃなく、やっぱり隠すもんだ。
 
 相手が生きていようと、死んでいようと、だ。

 


 
<真駒>
この”手紙”が、今日子さんとの最後のメールになります。
今まで本当にありがう。僕の感謝と恋心は本物でした。
いま貴方の”手紙”を読み返していますが、噛み合っている様な、いない様な、変なやり取りです。
僕が受験に現役合格していたらならば、成り立たなかったやり取りです。 でもこのやり取りのおかげで、僕は何度も救われました。
最初の”手紙”だけでなく、貴方に伝えようとすることで、日々の憂鬱が消えたり、僕は少し成長できたり、なんとか出来ました。
貴方は僕の人生を変えてくれました。
ありがとう。そして、ごめん。
僕は今日子さんと付き合うことは出来ません。
貴方が死んでいるからではなく、僕は小林明日香が好きだからです。
貴方へ抱いた恋心は、何度も言いますが本物です。だからこそストーカーまがいの行動も取りました。
もしもっと早く貴方と出会えていたら、もっと違った今があったに違いありません。
最後に、今日子さん、貴方の裁判が始まりました。恨みを晴らすと言うより、君のお姉さんを救いたいんです。
あとその影響で、法学部とか、薬学部とか、中でも裁判薬学科というところも、受験してみようかと考えています。
本当に、今日子さんの影響力は大きいです。
さようなら。
 


            END




長いお話で失礼しました。ライ麦狼です。
この作品は、完全な私のオリジナルという訳ではありません。
ラグナロクオンライン(RO)のβテスト時代にあった実話をベースに、
関係者の方に取材をさせていただき、プレーヤー名・キャラクター名を一部変えて書き上げた作品・・・・・・でもありません。
・・・
・・・・・・
・・・・ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

えぇ~私のオリジナルではない、というのは本当でして、
随分と前に耳にしたお話をベースに、アレンジと反抗意識(ストーリーやキャラクターに納得いかないと感じた)を加え、
ラグナロクオンライン(RO)というゲームへの想いを込めて、
3.5次創作といった具合に書いたものです。
別に「βのころが良かった」が口癖の人間では在りませんが、
もし元βテスターの方がいたら、あの頃を思い出して欲しいかと思います
また、RO未経験のかたも、斜陽の感はありますが、一度ミッドガルドへ旅立ってみてはいかがでしょうか。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Template: laserdisks2cL
Powered by FC2 Blog
Copyright © ライ麦狼 All Rights Reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。