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2007.08.31
アキバが無いのなら、池袋で買えばいいのよ
という訳で、8/31発売のマブラヴ ALTERED FABLEなのですが、「アキバが無いのなら、池袋で買えばいいのよ」を実践したライ麦狼です。
いや〜、仕事帰り(その日は湯島のオフィスだったので)に、てくてく歩いて秋葉原へお買い物に行ったら、どのお店ももう既に完売。何でも、6時くらいには完売だったとのお話です。
「そっかー残念だったですわ。次回入荷分をまつしかないかありませんのね。今回は、「アーネンエルベの一日」だけで諦めまますわ」
・・・・・・なんて腑抜けた事は言いません。
はぁ!? アキバで完売、だからどうしたっ!! 入手ルートはアキバだけではないのだぞ、池袋だ新宿だ、ムリすれば荒川や多摩川越えても深夜営業しているゲーム屋さんだって攻められるぞ。
甘えるなっ! 立てっ!!走れっ!!(走ってはいけません。プリーツの裾がはねない程度に気品をもってどうぞ) そして掴み取れっ!!
ってな感じで、池袋へ転進してまいりました。下記は証拠写真。


ちょうど30分でゲットです。なんだかんだ言って、都内の交通事情とお買い物事情は素晴らしいですね〜。
気にいった服も店頭在庫にサイズが無いときなど、系列店や同タイプのお店を回ったりしますと、大概ありますからね〜。
ちなみに当初、マブラヴ ALTERED FABLEは買うかどうか悩んでいたのです。ですが、初回特典でもれなくバグがついてくる というので思わず買ってしまいました。(←バカ)
感想としましては、・・・なんの前触れも無く突然強制終了したり、”消化器詐欺”にあったり、なかなかの出来具合です。
きっとこれはテロでなのでしょう、大国のエゴを討払おうとするTPFによる、GPSさえもジャミングする電子攻撃や、たそペンみたいな誤字脱字テロなのでしょう。
と、冗談はさておき、何年も長いスパンで続くマブラヴを楽しんできた者として、締めくくり的なお祭りを心から楽しませてもらっています。
にしても、某捜査官がホンモノみたいな迫真の演技で最高です。
いや〜、仕事帰り(その日は湯島のオフィスだったので)に、てくてく歩いて秋葉原へお買い物に行ったら、どのお店ももう既に完売。何でも、6時くらいには完売だったとのお話です。
「そっかー残念だったですわ。次回入荷分をまつしかないかありませんのね。今回は、「アーネンエルベの一日」だけで諦めまますわ」
・・・・・・なんて腑抜けた事は言いません。
はぁ!? アキバで完売、だからどうしたっ!! 入手ルートはアキバだけではないのだぞ、池袋だ新宿だ、ムリすれば荒川や多摩川越えても深夜営業しているゲーム屋さんだって攻められるぞ。
甘えるなっ! 立てっ!!
ってな感じで、池袋へ転進してまいりました。下記は証拠写真。


ちょうど30分でゲットです。なんだかんだ言って、都内の交通事情とお買い物事情は素晴らしいですね〜。
気にいった服も店頭在庫にサイズが無いときなど、系列店や同タイプのお店を回ったりしますと、大概ありますからね〜。
ちなみに当初、マブラヴ ALTERED FABLEは買うかどうか悩んでいたのです。ですが、初回特典でもれなくバグがついてくる というので思わず買ってしまいました。(←バカ)
感想としましては、・・・なんの前触れも無く突然強制終了したり、”消化器詐欺”にあったり、なかなかの出来具合です。
きっとこれはテロでなのでしょう、大国のエゴを討払おうとするTPFによる、GPSさえもジャミングする電子攻撃や、たそペンみたいな誤字脱字テロなのでしょう。
と、冗談はさておき、何年も長いスパンで続くマブラヴを楽しんできた者として、締めくくり的なお祭りを心から楽しませてもらっています。
にしても、某捜査官がホンモノみたいな迫真の演技で最高です。
2007.08.30
パンが無いのなら、ウマイ棒を食べればいいのよ
かつて、「パンが無いのなら、ウマイ棒を食べればいいのよ」、そう言っていた大学の先輩がいました。
何でもお手軽に血糖値と空腹感の対処が出来るのだと。
当時ライ麦狼は、パンの耳(店のオバちゃんが、特別にジャムとかバターを塗ってくれる)の入手ルートを確立していたため、完全に聞き流していましたが、
本日の夜食で、先輩のお言葉は間違ってないのだと実感しました。
会社帰り(21:40時)、会社の近所のコンビニ、・・・具体的に言えばガンホーの向かいのセブンイレブンで、夜食というか夕食として食べたウマイ棒×7本が、未だに効いています。
63円でこの満腹感と持続力・・・すげーですウマイ棒。
何でもお手軽に血糖値と空腹感の対処が出来るのだと。
当時ライ麦狼は、パンの耳(店のオバちゃんが、特別にジャムとかバターを塗ってくれる)の入手ルートを確立していたため、完全に聞き流していましたが、
本日の夜食で、先輩のお言葉は間違ってないのだと実感しました。
会社帰り(21:40時)、会社の近所のコンビニ、・・・具体的に言えばガンホーの向かいのセブンイレブンで、夜食というか夕食として食べたウマイ棒×7本が、未だに効いています。
63円でこの満腹感と持続力・・・すげーですウマイ棒。
2007.08.26
迷ソウ
いやはや、夏コミ前あたりから放置なブログですが、個人的にまぁ〜、これでもかと、色々思うところがありまして、
”迷想”というか”迷騒”というか”迷燥”というか、メイソウって感じでした。・・・残念ながら”瞑想”や”明奏”って訳には行きませんでした。
悩んでいる原因は幾つもあるのです、仕事にしろ、人生というか生き方にしろ、家族の事にしろ、いろいろです。
その1つに、「夏コミの結果と、”創作活動”との距離感」ってものがあります。まぁもともと、今では手慰み程度の”創作活動”ですが、ケッコー真剣に考えちゃったりするんです。
その手慰み程度の距離感だった故に、単純に肯定・否定と行かない感じなのです。
ともあれ今回の夏コミにて、ライ麦狼の書いた作品をお手に取っていただいた方々には、最大限の感謝をお送りいたします。
・・・それでも人数はかなり少数なのですよ。しかも後半に無料配布になってから・・・・・・(涙
何度かサークル参加させて頂いていますが、今回ほど客足が無かったのは初めてです。
むぅー、敗因をいくつか挙げてみますと、
0 作品の質が悪かった。
1 ジャンル効果が少なかった。
2 小説だった。
3 18禁じゃなかった。
・・・・・・まだまだあるのでしょうが、とりあえずこんな具合かと反省。
”迷想”というか”迷騒”というか”迷燥”というか、メイソウって感じでした。・・・残念ながら”瞑想”や”明奏”って訳には行きませんでした。
悩んでいる原因は幾つもあるのです、仕事にしろ、人生というか生き方にしろ、家族の事にしろ、いろいろです。
その1つに、「夏コミの結果と、”創作活動”との距離感」ってものがあります。まぁもともと、今では手慰み程度の”創作活動”ですが、ケッコー真剣に考えちゃったりするんです。
その手慰み程度の距離感だった故に、単純に肯定・否定と行かない感じなのです。
ともあれ今回の夏コミにて、ライ麦狼の書いた作品をお手に取っていただいた方々には、最大限の感謝をお送りいたします。
・・・それでも人数はかなり少数なのですよ。しかも後半に無料配布になってから・・・・・・(涙
何度かサークル参加させて頂いていますが、今回ほど客足が無かったのは初めてです。
むぅー、敗因をいくつか挙げてみますと、
0 作品の質が悪かった。
1 ジャンル効果が少なかった。
2 小説だった。
3 18禁じゃなかった。
・・・・・・まだまだあるのでしょうが、とりあえずこんな具合かと反省。
0について
まぁ、単純に面白くなかったって事ではないでしょうか? なにしろタイトルで、デウス・エクス・マキナをもじるくらいな、ムリヤリな展開ですからね。
1について
これは夏コミ参戦前から解っていた事だったりします。”創作”のジャンルで、代替品とはいえROのネタを用いるのですから、そりゃジャンル効果は望めませんよ。
ROジャンルのスペースは当日は反対側のホールなのですから・・・、ネタにもしたけどw
当初はメイドさんモノを企画しつつも、筆力と日数の関係で断念。ネタストックのあったROモノにイラストをミキシングしつつ加筆修正。
で、結果は・・・こんなモノでした。
2について
小説だった・・・というのは、何かを放棄してしまったような原因ですが、少なくとも事実ではあります。
今回表紙はフルカラーのコピー本。夏コミ開始当初、値札に値段のみ書いて、小説と書かなかったら、マンガと思って手に取った方が「あ、小説なんですね」と言って戻す場面もありました。
やはり皆さんコミックマーケットだけに、マンガを求めていらっしゃる。
ほしいろえんぴつ氏の見解として、「ライ麦狼は、買うのも売るのも西館向き」との事・・・
確かに、オマケでこさえたラミカマグネット「くろろほるみゅ(医薬用外萌物)」・・・某薬品会社のラベルを正確に再現。ネタの解る人限定だなこれ・・・・・・
3について
これは痛烈に感じたわけですよ・・・理屈抜きに。やはりエロなのだと。
”売れるため”にというよりも、武装やスパイスと言うのでしょうか、エロを持つことは、作品の価値を高めてくれるような気がするのです。
・・・精進せねば・・・そう感じました、感じてしまいました。
そう直感した瞬間でしょうか、急に私は、じゅん、とおなかの底が震えるような感覚に襲われました。
・・・・・・感じている・・・?
”何で、こんな?” と戸惑っいながらも、平静を装っていました。
だってそうでしょ、15万人もの人がいる開場で、他のサークルさんも隣のスペースにいるって言うのに、ねぇ。
それがダメでした。隣の人を意識した途端、おなかの震えは疼きに変り、段々と太ももが汗ばんできます。
とにかく平静を保とうと、何気ない風を装ってスカートのすそを直すのですが、思わず手が止まってしまいました。
私は気付いたのです、汗ばんだ太ももは、確かに、その汗ばんでいましたが・・・それだけでなく・・・そ、その・・・濡れていました。私自身も信じたくないくらいに。
もうこうなると後は加速していくだけです。
なにげない風を装ったつもりが、一度手を止めてしまい、振るえる手でゆっくりとすそを直し、足を微調整。
どうしてもこすれる太ももと秘所を、意識してしまいます。あぁ何で、こんなタイトなスカートなんか穿いてきたんだろう。
まるで誘っているような動きになってしまったのではないか?
これだけの人数がいるのだから、誰から観られているのではないか?
らちの無い心配ばかりがよぎり、頬が、いいえ耳まで熱く紅くなってしまいます。
俯いて目をつむりごまかした所で、口からこぼれ出るのは微熱の篭った吐息。
髪が顔にかかり、周囲の目から火照った私の顔を隠してくれます。でも髪が頬や首筋に張り付き、私が汗が浮くほどに興奮している事を、私自身に見せ付けられてしまいます。
その頃から、視覚がなくなった分、嗅覚や触覚が敏感になったきました。
夏コミ開場の汗ばんだ熱気と異性の臭い・・・・・・今まで意識しないとごろか、嫌悪していたはずの獣の群れじみた臭いに、私の身体は反応していました。
私だって10代の小娘じゃありません。そ、それなりに経験はある訳でして・・・、過去の経験が甦るというか、感覚が甦ると言うか・・・、もう完全に妄想開始ですよ。しかも、ふとそんな状況の自分に気が付いて、たまらなく恥ずかしくなってしまいます。
でも、・・・その羞恥心は、私をもっと熱くさせます。
触覚にしても、普段なら気にもしない些細な事に、身体は過剰反応。
行き交う人々が、開場の空気をかき回して起こる、生ぬるい風。それが、むき出しのにの腕にや首元にあたっただけで、息を吹きかけ、焦らされているような感覚になってしまいます。
汗でシャツが透けてしまった時の対策として、観られてもいいように、ストラップ無しのスポーツブラを着てきたのですが、それが裏目に出てしまいました。
そのスポーツブラは、新素材で通気性と汗乾性を謳った品です。でも私のそこそこ自慢できる大きさの胸には、ちょっときつめで、半ば押し込むようにしまっていました。
ただでさえ、膨らみ同士が作る密着した谷間は、自然と汗ばむものです。まして、こんな興奮の火が着いてしまった身体。谷間にたまったり肌を流れたりする、汗の滴の一つ一つに、勝手に感じてしまいます。
もうブラの締め付けさえも、まるで胸を縛られているような気分にさえなってしまいました。
「おっまたせ〜、カメ子に囲まれてさ、・・・って大丈夫? 顔真っ赤だよ。アンタの熱中症ネタでマンレポかくのはヤだよ。にしても熱いね東は」
ようやく戻ってきた相方は、らき☆すたのこなたの夏服コスプレ。小柄な彼女に似合っているばかりか、原作ちっくに制服のスカートをバタバタ。しまいには下敷きで仰ぎやがった。
周囲の男共の視線を気にしていないのか、むしろ優越感を感じているか・・・。
少なくとも、私の食い入るような視線には気付いていない。今私がどれほど肉欲をこめて彼女の柔肌を視姦かなんて。
・・・襲ったろかこの娘はっ!!
思わず押し倒して、百合な固有結界を発動させかけそうになった私ですが、
「・・・もう無理、クールダウンしてくる」
「お、おおそうか、うんじゃ売り子交代ね」
自身のサークルスペースから逃げ出すように、私は席をたちました。
静かで1人っきりになれる場所を求めて、ふらふらと、頼りない足取りで、人ごみに飲まれていきます。
いったいどれほどの人が、私の膝裏まで垂れた滴が、汗では無い事に気付いていたでしょうか。
もしそんな人がいたのなら、どこかに連れ込むのも、連れ込まれてしまうのも、構わないかな? そんな考えが、頭の片隅を掠めていました。
って感じで、15禁くらいかな? 18禁とはいかほどのレベルでしょうか?
別に実体験に基づいてはいませんよ・・・ホントですよ。
まぁ、単純に面白くなかったって事ではないでしょうか? なにしろタイトルで、デウス・エクス・マキナをもじるくらいな、ムリヤリな展開ですからね。
1について
これは夏コミ参戦前から解っていた事だったりします。”創作”のジャンルで、代替品とはいえROのネタを用いるのですから、そりゃジャンル効果は望めませんよ。
ROジャンルのスペースは当日は反対側のホールなのですから・・・、ネタにもしたけどw
当初はメイドさんモノを企画しつつも、筆力と日数の関係で断念。ネタストックのあったROモノにイラストをミキシングしつつ加筆修正。
で、結果は・・・こんなモノでした。
2について
小説だった・・・というのは、何かを放棄してしまったような原因ですが、少なくとも事実ではあります。
今回表紙はフルカラーのコピー本。夏コミ開始当初、値札に値段のみ書いて、小説と書かなかったら、マンガと思って手に取った方が「あ、小説なんですね」と言って戻す場面もありました。
やはり皆さんコミックマーケットだけに、マンガを求めていらっしゃる。
ほしいろえんぴつ氏の見解として、「ライ麦狼は、買うのも売るのも西館向き」との事・・・
確かに、オマケでこさえたラミカマグネット「くろろほるみゅ(医薬用外萌物)」・・・某薬品会社のラベルを正確に再現。ネタの解る人限定だなこれ・・・・・・
3について
これは痛烈に感じたわけですよ・・・理屈抜きに。やはりエロなのだと。
”売れるため”にというよりも、武装やスパイスと言うのでしょうか、エロを持つことは、作品の価値を高めてくれるような気がするのです。
・・・精進せねば・・・そう感じました、感じてしまいました。
そう直感した瞬間でしょうか、急に私は、じゅん、とおなかの底が震えるような感覚に襲われました。
・・・・・・感じている・・・?
”何で、こんな?” と戸惑っいながらも、平静を装っていました。
だってそうでしょ、15万人もの人がいる開場で、他のサークルさんも隣のスペースにいるって言うのに、ねぇ。
それがダメでした。隣の人を意識した途端、おなかの震えは疼きに変り、段々と太ももが汗ばんできます。
とにかく平静を保とうと、何気ない風を装ってスカートのすそを直すのですが、思わず手が止まってしまいました。
私は気付いたのです、汗ばんだ太ももは、確かに、その汗ばんでいましたが・・・それだけでなく・・・そ、その・・・濡れていました。私自身も信じたくないくらいに。
もうこうなると後は加速していくだけです。
なにげない風を装ったつもりが、一度手を止めてしまい、振るえる手でゆっくりとすそを直し、足を微調整。
どうしてもこすれる太ももと秘所を、意識してしまいます。あぁ何で、こんなタイトなスカートなんか穿いてきたんだろう。
まるで誘っているような動きになってしまったのではないか?
これだけの人数がいるのだから、誰から観られているのではないか?
らちの無い心配ばかりがよぎり、頬が、いいえ耳まで熱く紅くなってしまいます。
俯いて目をつむりごまかした所で、口からこぼれ出るのは微熱の篭った吐息。
髪が顔にかかり、周囲の目から火照った私の顔を隠してくれます。でも髪が頬や首筋に張り付き、私が汗が浮くほどに興奮している事を、私自身に見せ付けられてしまいます。
その頃から、視覚がなくなった分、嗅覚や触覚が敏感になったきました。
夏コミ開場の汗ばんだ熱気と異性の臭い・・・・・・今まで意識しないとごろか、嫌悪していたはずの獣の群れじみた臭いに、私の身体は反応していました。
私だって10代の小娘じゃありません。そ、それなりに経験はある訳でして・・・、過去の経験が甦るというか、感覚が甦ると言うか・・・、もう完全に妄想開始ですよ。しかも、ふとそんな状況の自分に気が付いて、たまらなく恥ずかしくなってしまいます。
でも、・・・その羞恥心は、私をもっと熱くさせます。
触覚にしても、普段なら気にもしない些細な事に、身体は過剰反応。
行き交う人々が、開場の空気をかき回して起こる、生ぬるい風。それが、むき出しのにの腕にや首元にあたっただけで、息を吹きかけ、焦らされているような感覚になってしまいます。
汗でシャツが透けてしまった時の対策として、観られてもいいように、ストラップ無しのスポーツブラを着てきたのですが、それが裏目に出てしまいました。
そのスポーツブラは、新素材で通気性と汗乾性を謳った品です。でも私のそこそこ自慢できる大きさの胸には、ちょっときつめで、半ば押し込むようにしまっていました。
ただでさえ、膨らみ同士が作る密着した谷間は、自然と汗ばむものです。まして、こんな興奮の火が着いてしまった身体。谷間にたまったり肌を流れたりする、汗の滴の一つ一つに、勝手に感じてしまいます。
もうブラの締め付けさえも、まるで胸を縛られているような気分にさえなってしまいました。
「おっまたせ〜、カメ子に囲まれてさ、・・・って大丈夫? 顔真っ赤だよ。アンタの熱中症ネタでマンレポかくのはヤだよ。にしても熱いね東は」
ようやく戻ってきた相方は、らき☆すたのこなたの夏服コスプレ。小柄な彼女に似合っているばかりか、原作ちっくに制服のスカートをバタバタ。しまいには下敷きで仰ぎやがった。
周囲の男共の視線を気にしていないのか、むしろ優越感を感じているか・・・。
少なくとも、私の食い入るような視線には気付いていない。今私がどれほど肉欲をこめて彼女の柔肌を視姦かなんて。
・・・襲ったろかこの娘はっ!!
思わず押し倒して、百合な固有結界を発動させかけそうになった私ですが、
「・・・もう無理、クールダウンしてくる」
「お、おおそうか、うんじゃ売り子交代ね」
自身のサークルスペースから逃げ出すように、私は席をたちました。
静かで1人っきりになれる場所を求めて、ふらふらと、頼りない足取りで、人ごみに飲まれていきます。
いったいどれほどの人が、私の膝裏まで垂れた滴が、汗では無い事に気付いていたでしょうか。
もしそんな人がいたのなら、どこかに連れ込むのも、連れ込まれてしまうのも、構わないかな? そんな考えが、頭の片隅を掠めていました。
って感じで、15禁くらいかな? 18禁とはいかほどのレベルでしょうか?
別に実体験に基づいてはいませんよ・・・ホントですよ。
2007.08.25
『でうす・えくす・♥』
『でうす・えくす・♥』

森だ。森が広がっている。
暖流に恵まれたアルベルタの、鬱蒼とした緑の迷宮。
ウンバラのジャングルと違い、乾季と雨季の明確な土地。茂る植生は硬い常緑樹と地表近くの草本類が多い。
そして何より、南方へ足を踏み入れなければ人を襲う魔物なんて、そうそういない。
そんな初心者向けのフィールドに歌声が流れてくる。バードが歌う聴衆に聴かせる歌ではなく、少女の声で紡がれる、ただ唇からこぼれる何気ない歌声。
「♪銀毒仕立ての帽子を被り 街へと繰り出すジャントルメン♪
♪奇想天外な玩具の群と 呪文の羅列を従えて〜♪」

森だ。森が広がっている。
暖流に恵まれたアルベルタの、鬱蒼とした緑の迷宮。
ウンバラのジャングルと違い、乾季と雨季の明確な土地。茂る植生は硬い常緑樹と地表近くの草本類が多い。
そして何より、南方へ足を踏み入れなければ人を襲う魔物なんて、そうそういない。
そんな初心者向けのフィールドに歌声が流れてくる。バードが歌う聴衆に聴かせる歌ではなく、少女の声で紡がれる、ただ唇からこぼれる何気ない歌声。
「♪銀毒仕立ての帽子を被り 街へと繰り出すジャントルメン♪
♪奇想天外な玩具の群と 呪文の羅列を従えて〜♪」
歌を謡うのは、転職仕立ての女商人。まだまだカートを引く速度も遅い。
それにしても、森の中で少女が歌うにはあんまりな選曲だ。何の歌か知る者が聴けば、絶句しかねる。ある歌劇の序盤に流れる、あまりにも幻想と絶望を含みすぎた、悲惨な結末への複線歌。
そんな歌に誘われるかのように、少女を襲う者が現れた。たとえ彼女を襲う魔物はいなくとも、彼女を襲う人間なら、この森にいたのだから。
「へっへへ〜〜、ようようお嬢ちゃん、こんな所を一人で歩いていると危ないぜ」
「そうそう、オデらみたいなのに襲われちゃうぜ」
「ふっ、怯えることは無い。我が筋肉で面倒見てやる。そういうことだ」
彼女の前後を阻むように茂みから現れたのは、1人のモンクと2人のシーフ。明らかに友好的でも紳士的でもない。
彼らが言う“面倒”がどんなことかくらい、少女にも明白だった。
「ふぇ? こんな所?・・・ふえぇぇ〜〜ん、もしかしてボク、“19日東館1ホール男性向け G58〜H14”辺りの、ラグナロク18禁作品に迷い込んじゃったんですか?!」
「ま、迷い込んデない、迷い込んデないから。ゴゴは“ノ24”だから。っーか迷い込むっデ何?」
「そんな局地的なボケ、RO本のサークルチェックしてないと判らないし、マズイから本当にマズイから。そのスペースのサークルさんに失礼だから、許可なんて一切とってないし」
明白だったけど、なんか微妙にサークルスペースを間違えている?
しかも怯える少女は、シーフ達の話など聞きもしない。
「まだキスも知らないのに、コミケ3日目、それも東館に迷い込むなんて、ああボクは何て不幸なんだ・・・。一般参加者の9割はドス黒い情動に刈られ、残り1割は転売目的という魔境。ソフ倫の規制もないから“登場人物はすべて18歳以上です”って便宜的なコメントも付けずに、問答無用に純潔を散らしてしまうなんて・・・・・・」
「だからそういう発言は控えろ、一般参加者の皆さん失礼だから。いくら本当の事でも作品内での発言は控えろって。とりあえず落ち着け、な、な」
「きっときっとそんな事言って安心させておいて、どんなに泣き叫ぼうが助けの来ない深い森の中、湿った土の上で組み敷いて、まだ未発達な青い果実を汚し冒すんだ。ボクは破瓜の痛みに涙しながら、地面を掻き毟り腐葉土を握り締め、声にならない嗚咽を漏らすんだ。三人で代わる代わる攻め立て・・・、ちょうど三人だから、お口もお尻も一緒に三ヶ所同時に」
「・・・う、うむ。それはするつもりだな」
「破瓜の痛みと絶望に呆然としているボクに、レベルも達していないのにハイスピードポーションとか飲ませて、ムリヤリな調教とかするんだ。“ご主人様“と”お兄ちゃん“を足して”お主人ちゃん“とか呼ばせるんだ。ヒドラの触手を前とお尻に突っ込んで、抜いて欲しかったらしっかり舐めろとか言っておきながら、ご褒美だとか言いなが2本目、3本目と追加して・・・振動する青石で栓をしちゃうんだ・・・・・。他にも、挿入しながらペンチで脇腹を抓ったり、焼き鏝を押し付けたりして、あそこがギュッて締め付ける感度を激しくするんだ」
「お、お主人ちゃんて、何かな?、かな?」
「調教が済んだらメントルの下は全裸で街を歩かせたり、深夜にマタの首輪だけで散歩したりするんだ。お金にこまったら履いてない状態で、プロンテラの裏露地でミルク売りとかさせるんだ。ミルク1本1Kで、冷たいミルク瓶を、歳の割には大きなボクの胸に挟んでお客様に飲んでもらって、追加料金でお客様のモノを胸に挟んだり、逆にお客様のミルクを浴びたりしちゃうんだ」
「いや、我らは流石にそこまでするつもりは無いぞ」
「そうだそうだきっとそうなんだ。ひっく、ひっく、うえぇぇ〜ん、ボロボロの使い捨ての性奴に汚されて、最後は首なしBOTにされちゃうんだ〜〜。そんなの酷いよ〜(泣)」
どちらかというと、少女の妄想の方がよっぽど酷いような気もする。
だが構図としては、無頼の男達と泣き叫ぶ年端も行かない少女。こんな場面に次に現れるものといえば、
「そのコから離れろっ!!この下郎ども、あたしが成敗してくれる」
そう正義の味方ではないだろうか。
今回の正義の味方は、桃色気味の赤髪をした女ブラックスミス。年齢は17くらい。天津の血が混じっているのか、象牙色の肌とオリエンタルなアーモンドアイ。
装備はウエスタングレイスとブラッドアックス。そして花カートを引いているところ見ると、中級者程度の腕の者見受けられる。
たまたま通りかかったのだろうか。女BSには、泣き叫ぶ少女とガラの悪い男共としか目に入っていない。良くも悪くも少女の妄想部分は、都合が良いくらいに認知していなかった。
何かどうしようもない不条理を感じる状況に、男3人は顔を見合わせる。
・・・・・・どこか危ないヤンデレちっくなマーチャントよりも、まともそうなBSを獲物にしたほうが、無難な気がすることで共通しているようだった。
「ほらお嬢ちゃん、この蝶の羽で早く逃げな。こんな連中、あたしが蹴散らしてやるさね」
「あぁお姉さま、ありがとうございます。お言葉通り逃げますが、あとで曲がったタイを直してくださいね。ボクのお姉さま♥」
ある意味被害者な気がしないでもない男たちを無視して、百合の香りが微かに漂う乙女達のやり取りは進行。
マーチャントは、投げ渡された蝶の羽を握り締め、転送音と共に基点へと飛んでいった。
「さあ、無垢な少女をドス黒い性癖に染めようとした不埒な悪党共、このホノカ=アーヴィンが天に代わって、引導ってヤツを渡してやるよ」
「あの〜、たぶんあのマーチャント、そんなに無垢じゃなかったと思うんだけど・・・・・・・・・(汗」
「問答無用、悪即斬だ。死んで詫びろ、盛りの付いたオス犬共がっ!!」
あんまりと言えばあんまりな状況の中、リーダー格のモンクが溜息を付き一歩前へでる。
「はぁ、純白と思えた幼きスズランは、何故にか猛毒を有する。 ならば期せず凛と咲いたクロユリ。それを力ずくで愛でるもまた一興。といったところか」
「ほう、なにやら悪党が大きな事をほざいているけど、手前らなんぞ私の斧で去勢してやるさね」
「図に乗るなよ斧使い。そんな重鈍な武器など、我が筋肉の前では遊戯も同然。後悔と快楽をくれてやる」
モンクがゆっくりと戦闘体制を染め上げていく。
丹田を意識した深い呼吸で肺が開く感覚。力を漲らせた双腕とそれにより手甲の皮が軋む音。四肢の全てに酸素と意識が行渡り、彼の身体と精神は戦闘用のそれとなる。
武僧の全てが戦いに染まった頃には、自然と構えも出来上がっていた。やや前傾姿勢の拳闘スタイル。それでもオープンフィンガーの構えは、単純な打撃屋では無いことを物語っている。
それに呼応して、ホノカもブラッドアックスを振り被る。
柄の石突側を左手で刃側を右手で掴み、すぅと右足を後ろに引く。左前の半身になりながら重心を落とし、斧の石突を前へ突き出す。
腐葉土が積った柔らかな足場。それを確かめように、両者とも重心確保に余念が無い。
互いに視線は射抜くように鋭く、相手をヤルという覚悟が完成していた。正に一触即発。張り詰めた殺気が周囲を支配する。
モンクの言う通り、ブラッドアックスは両手持ちの武器だ。武器全体が長い上に、その重量は斧の中でもトップクラス。こんな木々の生い茂る森での戦闘には、あまりにも不利なエモノといえる。特殊な能力付加も無くはないが、あまり戦闘に役立つとは思えない。
一方の無手であるモンクは、その鍛え上げた四肢そのものが凶器。森の中だろうと屋内だろうと、変幻自在に旋回と屈伸を可能とし、何度も襲い掛かる凶悪な武器だ。
この時点で勝敗はかなり傾いている。
しかもホノカの構えに問題がある。
ポールウェポンと称される長柄の武器を、振りかぶりながらも石突を前へ突き出すスタイルは、防戦や受け流しを考慮した構えだ。
モンクに先手を打たせて、その打った後の隙をねらう。いわゆる“後の後”を取ろうという腹積もりか、無駄なことを。
武器の相性とこの場の地形特性、互いの戦闘スタイル。それらから判断すれば、一度懐に入られたならば最後、両手斧の使い手に間合いの確保なんて出来はしない。
まだ最初の一撃から全力で打ち込まれた方が厄介だった。
もっとも、仮にホノカが一撃必殺を狙ったとしても、モンクはそれよりも先に、初撃と続く2撃目を打ち込む自身はある。その為の前傾姿勢、“先の先”を狙った構えなのだから。
それだけの読みと布陣を、既に敵は完成させていた。
まさにそんなモンクが踏み込もうとした瞬間、意外にもホノカの方が先に動いた。
それも真後ろに・・・・・・というか、全力疾走で、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逃げ出しやがった。
「ちょっとまてーーーっ!! 今までの武器や戦闘スタイルの解説は何なのだ。こんなにやっておきながら無駄にする気なのか!?」
モンクの読みや布陣はおろか、作者のちょっぴり実体験入った解説さえも無駄にしやがって、ホノカは逃亡。
モンク達を無視してホノカは走る。しかもアイテムの詰まった重いカートを引いているのに、意外と足が速い。3人が慌てて追いかけるが、差が縮まりそうも無かった。
「くそっ、ブラッドアックスの速度増加ボーナスかっ!!」
そう、先ほどの“あまり戦闘に役立つとは思えない”能力付加だが、それは移動速度+10%。戦闘には役に立たなくとも、こういう場面では地味に厄介な能力付加だ。
しかも道はどんどん細くなり、分厚く落ち葉の積もった悪路といって差し支えない。もはや獣道の一歩手前。それだというのに、女BSは着かず離れずの距離をたもっていた。
それでも崖沿いの登り坂に差し掛かったとたん速度が落ちてきた。
急傾斜に加えひと一人分の狭い道幅。左は崖下へ吸い込まれるような断崖、右は見上げるような絶壁。それが彼女の足をすくませているのだろうか?
それは違った。
今がチャンスと、モンクたちは一気に坂を駆け上ってくる。・・・罠だとも気付かずに。
ホノカは追っ手が坂を登り始めたのを確認すると、商品の詰まった花カートを分離。くるりと振り返ると、カートを坂の下目掛けて、勢いつけて蹴り落とした。
右は見上げ左は急落下の断崖絶壁。花カートの幅は道幅一杯、高さも1.2メートル。避ける場の無い一直線。カートで轢き殺すつもりかっ?!
狩る側の筈が、気が付けばまんまと罠にはまっていた3人。2人のシーフは後ろへ、坂下へ逃げ出す。だがモンクただ1人は違った。
「この急傾斜、逃げたところで間に合うものか。ならば我が筋肉で止めて見せる」
逃げるどころか一歩前へ踏み込んだ。本気で受け止める気だ。
重心を低く、低く、クラウチングスタートの様に低くを落とし、全身の気を手繰り寄せる。あとは呼吸を合わせ、覚悟を決めるだけっ。
凶悪な質量に重力加速度を宿した花カートと、一歩も退かず真正面から迎え撃つモンク。両者がぶつかり・・・・・・捕らえた。
モンクは左肩からぶつかる様にカートを両腕で掴む。慣性を背後に逃がす無粋な事すしない。筋力にものを言わせあらん限りの力で踏ん張った。
それでもカートは、大人しくなんかしてくれない。
落ち葉の降り積もった坂面は、あまりにも柔らかく、そして滑る。モンクの両足の轍を作るだけで、止まりもしない。喰らい付いた体勢のまま、10数メートルは押し戻される。
・・・・・・だが、モンクは止めきった。落ち葉の層から顔をだした樹の根に、蹴りを入れるように無理やりな足ブレーキを慣行、見事カートを止めきった。
「ふは、ふははは、見たか我が筋肉に不可能の文字は ――― 」
斬撃
突然の真上からの衝撃と同時に、分厚い刃が右鎖骨と肺腑を食い破り、胸の半ばまでを断ち割った。右肩から肺を縦断する力任せの切断。むしろ解体と呼ぶべきだろうか。
「そうだね無いね。あんたの汗臭いズウタイには、不可能って文字は無いね。けどさぁ、右肩から先も無くなっちまったも同然だね、おい」
声の方を見上げれば、カートの上に飛び乗ったホノカが、モンク目掛けブラッドアックスを振り下ろしていた。
太陽を背にした逆行。こちらを見下ろす表情は陰になりはっきりしない。それでも声と口元だけは薄笑いを浮かべていた。
ホノカは、カートで轢き殺すためだけにパージした訳ではなかった。
相手がカートを破壊、ないしは止めようとした場合は、カートで出来る死角を使い気付かれること無く接近。破壊・止めた瞬間に奇襲をかける目的もあった。
「が、ぁぁく、ぁらああ゛ゅーーーーーぁぁぼぁぁっ!!」
絶叫。
吐血交じりの水っぽい叫びと鮮血を撒き散らし、敗北を認識しながらもモンクは戦闘を続行。
関節ごと神経を断絶された右腕ではなく、まだ動く左腕でカートの上のホノカの掴みかかった。狙うは、彼女の右足。
「ひっ!!」
モンクはホノカの右足を掴んだ瞬間、間髪おかずに手前に引きずり倒す。バランスを崩し、彼女はカートの上に姿態を投げ出すように仰向けに転倒。丁度、両脚の間にモンクを挟む体勢。
あまりにも無防備な状態。モンクとってみれば、1.2メートルの高さに都合良く捧げられた生贄も同然だ。
カートに寄りかかるように圧し掛かり、殴る、殴る、殴る、左手一本で不器用に殴るだけだ。
もはや格闘技術や戦術も無ければ、肩からもげかけた右腕も、断傷からこぼれる流血もはみ出した肋骨も関係ない。怒りに任せ殴るだけだ。
顔面をガードしようとするホノカの腕を容易く掻い潜り、拳が何度も打ち込まれる。
10発ほど殴ると、モンクは狙いをホノカの顔面から胸元へ移す。
殴るのではなく、BSの制服であるブラ状に縛られた白シャツを、無理やりたくし上げる。
まろびでる豊かな双丘。平均を大きく上回りながらも、垂れる事無くツンと上を向いている。戦闘の興奮からか、全体に汗ばみ谷間に滴が流れ、先端の桜色した果実も自己主張していた。
モンクはその肉丘を左手で鷲掴み、蹂躙する。むっちりと練り上げられた上質のパン生地のような張りと、剥きたてのゆで卵のような肌の質感を、我が物のように堪能する。
カチャリという、聴きなれぬ金属音を耳にするまでは。
金属音。その発生元を確かめれば、それは自らの左手。いや、そこにかけられた黒光りする古い手錠だ。
慌てて引っ張るが、既に手錠の反対側のわっかは、カートの支柱にしっかりとかけられていた。半ばカートに乗る体制で手錠拘束。
モンクが慌てた隙を突き、ホノカが拘束を逃れる。カートの反対側へ飛びのき、斧を構え直す。
その表情には、何の感情も浮かんではいなかった。
殴られて腫れ上がった顔には、怒りや恐怖の感情も無く、瞬きは少なくやや首をかしげ、のっぺりと此方を見つめる。
それは観る者に、先程斧を振り下ろした時の薄笑い以上に、恐怖を覚えさせる。正面から迫り来る恐怖ではなく、背筋を粘液が這うような恐怖だ。
その無表情のまま、ホノカは再びカートを坂下へ押し落す。蹴るのではなく、自らもカートを押し、一緒に坂を下ろうとする
とっさに押し戻そうとするモンクだが、只でさえ滑りやすい地面に加え、今の体勢ではろくに踏ん張ることも出来ない。このまま坂下り落ちる事になったら・・・・・・
「や・・・ま、ちっど・・・やめ・・・」
モンクが吐血のため声にならない悲鳴で訴えるが、ホノカもカートも止まらない。むしろ、モンクの怯えや訴えを見るうちに、無表情だったホノカに感情が、あの薄笑いが戻ってくる。
しかもカートが坂を下り始めると、薄笑いは哄笑にかわり、速度とモンクの怯えが増した頃には、完全な笑い声となっていた。
「あは、あははははっ、あぁはははぁはぁははぁっ!!」
笑い声を響かせながら、ホノカとカートとモンクが疾走。ぐんぐん速度を増して坂を駆け下りる。感情も速度もトップギアが入った。
“最後は止まる“という概念など無い加速は尋常ではない。たいした間も置かずに、真っ先に逃げ出していたシーフ達に追いつき、射程に捕らえた。
坂の終わりまであと僅かだ。もう少し行けば道幅も幾分広くなり、直線で襲い掛かる悪魔をやり過ごすスペースもある。あともう少し・・・、
そんな希望を抱いた瞬間、背後から衝撃に喰い付かれた。
激突、そして横転。
何がどうなったのか誰も解らない。追突したホノカさえも、良く解っていない。きりもみする視界の中、柔らかな落ち葉と下草のクッションに投げ出された事ぐらいしか認識できなかった。
残り3人の内、2人のシーフにしても同じ様なものだ。
最後のモンクに至っては、そんな事言ってられる状態じゃない。
追突の衝撃で横転したカート。
着弾した旧式大砲の弾の方がまだ大人しいと思えるくらいの、派手なローレルやバウンドを繰り返し、その度に手錠で繋がれたモンクを下敷きする。
最後は地面を大きく抉りながら止まったが、その時も律儀に、モンクを磨り潰すように地面に押し付けていた
結果、ただでさえ死にかけるような傷を負っていたのだ、もはや完全に意識失い、呼吸とも痙攣ともつかぬ微動を繰り返している。
一般的にそういう物は、死体と呼んでかまわない筈だ。
しかしある意味において、芸術作品なのかもしれない。
人間の意志が介在しては達成できないであろう、前衛的に折れ曲がった四肢は、偶然と運動エネルギーが生み出した芸術と呼べるかもしれない。
芸術というものが人の心を揺さ振るモノならば、少なくとも2人のシーフの心を揺さぶっているのだから。圧倒的な恐怖という感情を。
「さぁ次は、どっちが斬られたい? あん、オス犬共」
ゆっくりと立ち上がったホノカ。汗や返り血で湿った肌に張り付く落ち葉を拭い、衣服を整えながら残りの獲物を見下ろす。
体格的には、シーフ2の方がよっぽど大きい。
なのにこの女BSの黒光りする瞳に睨まれると、まるで見下ろされているように竦み上がってしまう。
「何ならあたしが、泣いて喜ぶくらい公平に決めても、かまぁないさね」
そう言ってホノカは蝶の羽を一枚取り出す。2人のシーフとホノカ自身。そのちょうど中間地点になる場所へ、その羽を放り投げる。
下草の茂みに僅かに隠れる、基点転送用アイテム。ホノカはそれを顎で指し、
「1枚だけくれてやる。そういう趣向はいかがさね?」
仲間の数は2人。脱出アイテムは1人分。つまりそういう事か、1人だけ逃がしてやる、死にたくなかったら奪い合え、と。
冷静に考えれば、他にも選択肢はある。2人同時に反対方向へ走り出せば、いくらかの生存率が望めるだろ。
けれど冷静になんてなれない。2人のシーフは、モンクを惨殺された恐怖と、立ち込める鮮血の生臭さに、完全に飲み込まれていた。
2人とも視線は遠近感だけでなく、ぐらぐらと平衡感覚をも失っている。
目に入るモノも、互いに目を血走らせた傍らの仲間、たった1つだけの蝶の羽、妖斧の切っ先から血を滴らせるホノカ、まだ時より痙攣をするモンクの死体、この4点のみ。
視線は4点を絶え間なく往復し続ける。
視線の動きも、神経を這い上がってくる恐怖も、どんどん加速していく。・・・・・・限界が訪れる。
小柄なシーフ1が先に動いた。
数メートル先の蝶の羽向かい、頭から地面に跳び込む。助かりたい一心に、遅れて動いたシーフ2など省みず両手をのばし、・・・・・・取った。
シーフ1の両手が、たった1つきりの切符を手に入れた。今にも泣き出しそうな顔で、心から安堵するのも束の間、
『スティール』
背後からのしかかったシーフ2がスキル発動。シーフ1から、蝶の羽を奪い取った。
「てめーそれは俺の」
「先に動いてたくせにうるせぇっ!! オデらはシーフなんだ、かまわねぇんだ、オデが助かるんだっ」
「クソ野郎が返せっ!!」
本来の勝者は奪い返そうとするが、体格で負ける上に、立ち上がる間も無く顔面を蹴られ転倒。更に続けざま、腹に顔面に両腕に、蹴りを執拗に打ち込まれる。
「助かるのは、助かるのはオデなんだ。お前はここで死んどけ、おら」
命を繋げる切符を手にした喜びに、何もかも忘れ、もともとあってないような仲間との絆さえも忘れ、シーフ2は蹴り続ける。
蝶の羽を握り締め発動させる時でさえ、彼は切符を失った仲間を蹴り続けた。
たった1枚の蝶の羽が発動する。シーフ2の足元が瞬き、基点への転送が起きる。
その瞬間、旋風が走った。蝶の羽を掴んでいたシーフ2の右腕目掛け、ホノカが上段からブラッドアックスをフルスイングする。
転送
アイテム使用時の独特の音が鳴り、転送が完了した。
なのにシーフ2はその場に残ったまま・・・。転送されたのは、
「・・・腕が、オデの腕が飛んでっちまった!!」
「ほう、どうやら斬られたかったのは、うすらデカの右腕だったようだね。・・・・・・くたばりな、見苦しい下衆がっ!!」
再び旋風が走り、シーフ2が一撃のもと斬り捨てられた。
これで2人目。
目の前に転がった仲間・・・、とはもう思いもしないモノを見つめながら、シーフ1は尋ねた。
「な、何でこいつを殺したんだ、こいつが俺から奪い取ったからか?」
「はぁ? 確かに見苦しく生かすに値しねぇが、別に奪い合ったってかまわねぇぜ。そもそもあたしは“1枚だけくれてやる”としか言ってないんだからな」
そうだ。この女BSは“1枚だけくれてやる”としか、・・・・・・蝶の羽を手にした者を助けるなんて、一言も言っていない。
「まさか、あんた初めから・・・、先に蝶の羽を取った奴を殺すつもりだったのかっ!?」
「さぁて、どうだろうかな」
あれだけの恐怖の中に、望みをチラつかせておきながら、ホノカは答えをはぐらかす。
そればかりか、何か面白い事を思いついた顔をして、シーフ1の鼻先に妖斧を突きつけた。
「仲間に裏切られた可哀相な手前に、選択肢ってヤツをくれてやるよ。安心しな、4つとも“男になる”なんてふざけたモノじゃない」
「選択肢?」
「そうそう、簡単な選択肢だ。フラグだ高感度アップだではなく、正解と不正解の簡単な選択肢。間違えればバットエンド行きってやつさね」
これ程楽しい事はないと言った顔で、ホノカはシーフ1に選択肢をつげる。
その顔は少し前まで、シーフ達が浮かべていた顔。マーチャントを相手に、その命と尊厳をもてあそぼうとしていた顔だ。
いまごろになって気付いた。
・・・・・・“こんな場面に現れる3番目の登場人物”は、正義の味方なんかじゃなかった。
「これから、手前はどうする。
A あたしに殺される
B 心から反省して一生をかけて罪を償うことを誓い、優しいあたしに見逃してもう
さぁ、どちらが正解か選びな」
・・・・・・答えが見えた。
蝶の羽の件がなければ、シーフ1はBに飛付いていただろう。けれど今となれば、ホノカの考えが見えてくる。
正解とバットエンド行き、それしかないと言う。ならばAが正解。
Bが不正解。Bをえらんだらバットエンド行きなのだろう。
それでも彼はBを選ぶしかない。
自分がしようとしていた事と、さして変わらない事が目の前に転がっている事に気が付きながら、それでも選ぶしかなかった。
「・・・・・・・・・B」
「残念、正解はAだ。んじぁ、バットエンドで先生に教えてもらって来なっ!!」
振り下ろされる妖斧を見上げたシーフ1の視界。
そこには、冷たい断命の刃だけでなく、対照的に暖かで柔らかい木漏れ日が満ちていた。
惨劇は風と共に通りすぎ、今はただ樹枝がゆれて木漏れ日のシャワーが降り注ぐ。
それは、妖斧の血を拭うホノカにも、地面に横たわる3つの死体にも、静かに降り注いでいた。立ち込める血臭さえも、緑の草いきれの中に薄れていく。
「ふ、またつまらない物を切ってしまっぐぁっ!!」
どこかで聴いた台詞をキメようとしたホノカ。だが言い切る直前、後頭部に衝撃が走る。
痛む後頭部をさすり振り向けば、足元にはブルージェムストーンが転がっている。
「青石、・・・・・・むぅ、何をするんだギュア、痛いじゃないか」
涙目で非難するホノカの視線の先。下草を掻き分け、ギュアと呼ばれたプリーストの女が現れた。神官の証である紫色の法衣をびっしり着込んだ細身の淑女。
明らかに殴りプリと呼ばれる武装神官とは違い、支援に特化しているのが見て取れる。
それでも、こめかみに浮かんだ青筋はなかなかの迫力。相当ご立腹な様子だ。
「何気に可愛らしい涙目で訴えてるんじゃありませんわ。“何をするんだよ”ですって? それはこっちの台詞ですの」
「か、可愛らしいだなんて、そんな(ぽっ」
「行き成り恥らわないで下さいましっ!! ぽっじゃありません、ぽっじゃ。私が言いたいのは、さすらい狼を狙っていたのに、突如“乙女の助けを求める声が聞こえる”とか仰って走り出し、こんなアルベルタ付近まで突っ走ったかと思うと、また惨殺死体を3つも、えっと今月トータル11人目ですか? まぁ何人目でもよろしいですわ、とにかく何をしやがるんだってことですわ」
ギュアの言葉を整理すると、ホノカは随分と離れたフィールドから先ほどのマーチャントの助けを聞いたうえに、今月だけでも、この3人の他に8人もぶった斬っていることになる。
・・・ いや、ホノカの移動速度を計算すると、マーチャントが助けを求めるよりもかなり先に、予知するかのようにホノカには聞こえていたことになる。
「何をと問われれば、・・・そうさね、正義の裁きを下したまでさね。ほらあたしは基本的に正義の味方だからな」
「応用と実践においては、思いっきり快楽殺人者でありませんのことっ!!。なにが“つまらない物を”ですか、心から楽しそうに惨殺していらっしゃったくせに」
「ほらオーディン様も、“汝の為したいように為すがよい“って―――」
「仰ってません。うち宗教の主神をどっかの暗黒神にしないでください。教団にケンカ売ってらっしゃって? 何なら異端審問局で“学習”されてきます?」
「嫌だ、あれ学習じゃなくて洗脳って言うんだ。新保守派とか原理主義の手先になっちまう」
「なら冒険者とはいえ、宗教関係者を前にして、そのような台詞は慎んで下さいまし。あと、またハエの羽を使われて、腕だけ飛ばされたのでしょ」
「いいや違うぜ、今日は贅沢に蝶の羽を使ったんだ」
「変わりませんわ、ていうかカプラ嬢にいい迷惑です。いきなり目の前に生腕だけ転送されたら、人によっては素で泣きますわよ。ちっ、どのみち飛んでった腕の再生はでませんからね」
悪態をつきながらギュアはスキル発動
『リザレクション』
ブルージェムストーンの存在と質量が、物理法則を無視して、完全にエネルギーに位相転位。ギュアの周囲に光と意思の渦となり立ち込めた。
それは力ある祈り。尊き巡礼の道を歩み、辿り着いた者が持つ奇跡。
奇跡なんて起きないから奇跡と呼ばれるのかもしれない、けれどそこにあるのは間違いなく奇跡の祈り。
祈りは主神オーディンへ届く。
魂の運び手であるヴァルキリーの慈悲のもと、死者の魂を現世に呼び戻され、そればかりか、世界そのものに干渉し、破壊された肉体に最低限の修復が起きる。
蘇生
最後に斧を振り下ろされたシーフ1の身体に、再び微かながらの命が燈った。意識は戻らぬとも、傷は埋まり呼吸が再開されたならば、それは死体ではなく生きた人間と呼べるのだろう。
続けてギュアは、シーフ2・モンクにも詰まらなそうにリザレクションを行う。それが終ると今度は『ワープ・ポータル』を開いた。
「ほら、そっちのシーフとモンクのお二方はホノカがやってくださいね、いつもの所に送っておきますから」
「むぅ、こんな牡犬共は蘇生なんかしないで放置して、食物連鎖の最底辺あたりで分解してもらったほうが良いのに、何でいつも蘇生した後にプロンテラ城の地下牢に直送なんてするんだよ」
渋々従うホノカだが、死体遺棄というより大きな生ゴミでも扱うようだ。手で触ろうともしない。ブラッドアックスで引っ掛けたり足で押したり、ずいぶんとぞんざいなやり方で、ワープ・ポータルの光柱へ、文字通り蹴り落とした。
一方のギュアもシーフを乱暴に扱うが、あくまで人間の範疇での乱暴ぐあい。念のため後ろ手に手錠をかけてからスローイン。ホノカに比べればまだマシなのだろう。
「そんなもの、最近強くなったホノカを、殺人者にしたくないからですわ。残念ながら犯行の後に、取り消しているだけなのですが、・・・・・・それでもなんですの」
「だから何度も言うがよ、こんな連中―――」
「どんな連中だろうと、それを殺してしまっては、ホノカは殺人者です。殺した相手の罪によって、貴方の罪が相殺される訳じゃない。ホノカがあの3人を恨んだり憎んだりする真っ当な理由があっても、殺めてしまっては殺人者なのですわ」
「そんなきれい事、並べないでくれ。ギュアとはそういう教義とかじゃなく、本音で話したい」
「聖職者としてのきれい事なんかじゃありませんわ。半年前に貴方と出会った者として、いえ図々しい言い方なら、ホノカを拾った私の、わがままな本音なんですの」
半年前、ホノカはギュアに拾われた・・・いや救われたのだ。
要は冒頭のマーチャントと同じ。
・・・流石に、あんな暴走っぷりは無かったが、ホノカが助けに来なかったならマーチャントに訪れていたであろう結末と、同じ事がかつてホノカに降りかかったのだ。
ホノカがまだBSになる前、マーチャント時代の事だ。
とある廃墟を根城にする冒険者どもに囚われ、慰み者となってしまう。何日にもわたり何人もの男に身体をもてあそばれた。ホノカの精神が擦り切れる寸前、たまたま通りかかった、やはり当時アコライトだったギュアに助け出されたのだ。
ギュアとはそれ以来の付き合いで、ホノカの男性恐怖症と相成って、ただならぬ仲と仲間内で噂されていたりする。
「あんな悲しい思いを、辛い思いしたホノカが、罪を犯すのは嫌なのですの。ホノカを苦しめた人間と同じ立場で並んでしまうのは、悲しすぎますわ」
「けど、あたしはあんな連中ブチのめしたいんだ。・・・同じ目に合う人がいたなら、それを止めたい。そりゃ、痴漢やセクハラ相手にヤリ過ぎの時もあるけど、どうしても衝動が、・・・ブチのめさなきゃ怖いんだ、・・・・・・だから」
俯くホノカ。自然と自の体身を抱きかかえるように、両腕をまわしていた。
そんなホノカを見詰めながら、ギュアはため息を一つ附き、ホノカを両腕で包みこんだ。
「だから、“まぁ何人目でもよろしいですわ”ってことですの。ブチのめすなとは言いませんわ。ブチのめすならば、蘇生させる私のわがままも聞いてくださいましね。ホノカが過去と衝動から救われるまで、私はずっとそばにいますから」
「あ、ありがとうギュア。うん、これからもブチのめすよ」
「って、率先してヤらないで下さいましっ!! あくまで取り消しているだけなのですから、もう。ほら、さすらい狼を狙うのでしょ、もう時間がありませんわ急ぎましてよ」
ギュアは軽い諦めとちょっぴりの気恥ずかしさから、身を放してホノカを置いて歩き出す。
その後を、安心しきった顔のホノカが追いかけていった。彼女の顔には、あの薄笑いなんてどこにも無かった。
End
― 追記 ―
少し離れた樹の影。冒頭のマーチャントが顔を半分だけ覗かしていた。
二人のユリユリしたやり取りを、睨みつけていた事には、また別のお話。
「あの年増プリーストを亡き者にしなければ、ボクの想いは成就しない・・・ふふ、ふはは、待っててねボクのお姉さま♪」
という事で、夏コミでコピー本出した作品を公開・・・・・・いや、ネタストックから持ってきたものだけに・・・いろいろ突っ込みどころありますが、
幻想廃人好きです、はい。
それにしても、森の中で少女が歌うにはあんまりな選曲だ。何の歌か知る者が聴けば、絶句しかねる。ある歌劇の序盤に流れる、あまりにも幻想と絶望を含みすぎた、悲惨な結末への複線歌。
そんな歌に誘われるかのように、少女を襲う者が現れた。たとえ彼女を襲う魔物はいなくとも、彼女を襲う人間なら、この森にいたのだから。
「へっへへ〜〜、ようようお嬢ちゃん、こんな所を一人で歩いていると危ないぜ」
「そうそう、オデらみたいなのに襲われちゃうぜ」
「ふっ、怯えることは無い。我が筋肉で面倒見てやる。そういうことだ」
彼女の前後を阻むように茂みから現れたのは、1人のモンクと2人のシーフ。明らかに友好的でも紳士的でもない。
彼らが言う“面倒”がどんなことかくらい、少女にも明白だった。
「ふぇ? こんな所?・・・ふえぇぇ〜〜ん、もしかしてボク、“19日東館1ホール男性向け G58〜H14”辺りの、ラグナロク18禁作品に迷い込んじゃったんですか?!」
「ま、迷い込んデない、迷い込んデないから。ゴゴは“ノ24”だから。っーか迷い込むっデ何?」
「そんな局地的なボケ、RO本のサークルチェックしてないと判らないし、マズイから本当にマズイから。そのスペースのサークルさんに失礼だから、許可なんて一切とってないし」
明白だったけど、なんか微妙にサークルスペースを間違えている?
しかも怯える少女は、シーフ達の話など聞きもしない。
「まだキスも知らないのに、コミケ3日目、それも東館に迷い込むなんて、ああボクは何て不幸なんだ・・・。一般参加者の9割はドス黒い情動に刈られ、残り1割は転売目的という魔境。ソフ倫の規制もないから“登場人物はすべて18歳以上です”って便宜的なコメントも付けずに、問答無用に純潔を散らしてしまうなんて・・・・・・」
「だからそういう発言は控えろ、一般参加者の皆さん失礼だから。いくら本当の事でも作品内での発言は控えろって。とりあえず落ち着け、な、な」
「きっときっとそんな事言って安心させておいて、どんなに泣き叫ぼうが助けの来ない深い森の中、湿った土の上で組み敷いて、まだ未発達な青い果実を汚し冒すんだ。ボクは破瓜の痛みに涙しながら、地面を掻き毟り腐葉土を握り締め、声にならない嗚咽を漏らすんだ。三人で代わる代わる攻め立て・・・、ちょうど三人だから、お口もお尻も一緒に三ヶ所同時に」
「・・・う、うむ。それはするつもりだな」
「破瓜の痛みと絶望に呆然としているボクに、レベルも達していないのにハイスピードポーションとか飲ませて、ムリヤリな調教とかするんだ。“ご主人様“と”お兄ちゃん“を足して”お主人ちゃん“とか呼ばせるんだ。ヒドラの触手を前とお尻に突っ込んで、抜いて欲しかったらしっかり舐めろとか言っておきながら、ご褒美だとか言いなが2本目、3本目と追加して・・・振動する青石で栓をしちゃうんだ・・・・・。他にも、挿入しながらペンチで脇腹を抓ったり、焼き鏝を押し付けたりして、あそこがギュッて締め付ける感度を激しくするんだ」
「お、お主人ちゃんて、何かな?、かな?」
「調教が済んだらメントルの下は全裸で街を歩かせたり、深夜にマタの首輪だけで散歩したりするんだ。お金にこまったら履いてない状態で、プロンテラの裏露地でミルク売りとかさせるんだ。ミルク1本1Kで、冷たいミルク瓶を、歳の割には大きなボクの胸に挟んでお客様に飲んでもらって、追加料金でお客様のモノを胸に挟んだり、逆にお客様のミルクを浴びたりしちゃうんだ」
「いや、我らは流石にそこまでするつもりは無いぞ」
「そうだそうだきっとそうなんだ。ひっく、ひっく、うえぇぇ〜ん、ボロボロの使い捨ての性奴に汚されて、最後は首なしBOTにされちゃうんだ〜〜。そんなの酷いよ〜(泣)」
どちらかというと、少女の妄想の方がよっぽど酷いような気もする。
だが構図としては、無頼の男達と泣き叫ぶ年端も行かない少女。こんな場面に次に現れるものといえば、
「そのコから離れろっ!!この下郎ども、あたしが成敗してくれる」
そう正義の味方ではないだろうか。
今回の正義の味方は、桃色気味の赤髪をした女ブラックスミス。年齢は17くらい。天津の血が混じっているのか、象牙色の肌とオリエンタルなアーモンドアイ。
装備はウエスタングレイスとブラッドアックス。そして花カートを引いているところ見ると、中級者程度の腕の者見受けられる。
たまたま通りかかったのだろうか。女BSには、泣き叫ぶ少女とガラの悪い男共としか目に入っていない。良くも悪くも少女の妄想部分は、都合が良いくらいに認知していなかった。
何かどうしようもない不条理を感じる状況に、男3人は顔を見合わせる。
・・・・・・どこか危ないヤンデレちっくなマーチャントよりも、まともそうなBSを獲物にしたほうが、無難な気がすることで共通しているようだった。
「ほらお嬢ちゃん、この蝶の羽で早く逃げな。こんな連中、あたしが蹴散らしてやるさね」
「あぁお姉さま、ありがとうございます。お言葉通り逃げますが、あとで曲がったタイを直してくださいね。ボクのお姉さま♥」
ある意味被害者な気がしないでもない男たちを無視して、百合の香りが微かに漂う乙女達のやり取りは進行。
マーチャントは、投げ渡された蝶の羽を握り締め、転送音と共に基点へと飛んでいった。
「さあ、無垢な少女をドス黒い性癖に染めようとした不埒な悪党共、このホノカ=アーヴィンが天に代わって、引導ってヤツを渡してやるよ」
「あの〜、たぶんあのマーチャント、そんなに無垢じゃなかったと思うんだけど・・・・・・・・・(汗」
「問答無用、悪即斬だ。死んで詫びろ、盛りの付いたオス犬共がっ!!」
あんまりと言えばあんまりな状況の中、リーダー格のモンクが溜息を付き一歩前へでる。
「はぁ、純白と思えた幼きスズランは、何故にか猛毒を有する。 ならば期せず凛と咲いたクロユリ。それを力ずくで愛でるもまた一興。といったところか」
「ほう、なにやら悪党が大きな事をほざいているけど、手前らなんぞ私の斧で去勢してやるさね」
「図に乗るなよ斧使い。そんな重鈍な武器など、我が筋肉の前では遊戯も同然。後悔と快楽をくれてやる」
モンクがゆっくりと戦闘体制を染め上げていく。
丹田を意識した深い呼吸で肺が開く感覚。力を漲らせた双腕とそれにより手甲の皮が軋む音。四肢の全てに酸素と意識が行渡り、彼の身体と精神は戦闘用のそれとなる。
武僧の全てが戦いに染まった頃には、自然と構えも出来上がっていた。やや前傾姿勢の拳闘スタイル。それでもオープンフィンガーの構えは、単純な打撃屋では無いことを物語っている。
それに呼応して、ホノカもブラッドアックスを振り被る。
柄の石突側を左手で刃側を右手で掴み、すぅと右足を後ろに引く。左前の半身になりながら重心を落とし、斧の石突を前へ突き出す。
腐葉土が積った柔らかな足場。それを確かめように、両者とも重心確保に余念が無い。
互いに視線は射抜くように鋭く、相手をヤルという覚悟が完成していた。正に一触即発。張り詰めた殺気が周囲を支配する。
モンクの言う通り、ブラッドアックスは両手持ちの武器だ。武器全体が長い上に、その重量は斧の中でもトップクラス。こんな木々の生い茂る森での戦闘には、あまりにも不利なエモノといえる。特殊な能力付加も無くはないが、あまり戦闘に役立つとは思えない。
一方の無手であるモンクは、その鍛え上げた四肢そのものが凶器。森の中だろうと屋内だろうと、変幻自在に旋回と屈伸を可能とし、何度も襲い掛かる凶悪な武器だ。
この時点で勝敗はかなり傾いている。
しかもホノカの構えに問題がある。
ポールウェポンと称される長柄の武器を、振りかぶりながらも石突を前へ突き出すスタイルは、防戦や受け流しを考慮した構えだ。
モンクに先手を打たせて、その打った後の隙をねらう。いわゆる“後の後”を取ろうという腹積もりか、無駄なことを。
武器の相性とこの場の地形特性、互いの戦闘スタイル。それらから判断すれば、一度懐に入られたならば最後、両手斧の使い手に間合いの確保なんて出来はしない。
まだ最初の一撃から全力で打ち込まれた方が厄介だった。
もっとも、仮にホノカが一撃必殺を狙ったとしても、モンクはそれよりも先に、初撃と続く2撃目を打ち込む自身はある。その為の前傾姿勢、“先の先”を狙った構えなのだから。
それだけの読みと布陣を、既に敵は完成させていた。
まさにそんなモンクが踏み込もうとした瞬間、意外にもホノカの方が先に動いた。
それも真後ろに・・・・・・というか、全力疾走で、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逃げ出しやがった。
「ちょっとまてーーーっ!! 今までの武器や戦闘スタイルの解説は何なのだ。こんなにやっておきながら無駄にする気なのか!?」
モンクの読みや布陣はおろか、作者のちょっぴり実体験入った解説さえも無駄にしやがって、ホノカは逃亡。
モンク達を無視してホノカは走る。しかもアイテムの詰まった重いカートを引いているのに、意外と足が速い。3人が慌てて追いかけるが、差が縮まりそうも無かった。
「くそっ、ブラッドアックスの速度増加ボーナスかっ!!」
そう、先ほどの“あまり戦闘に役立つとは思えない”能力付加だが、それは移動速度+10%。戦闘には役に立たなくとも、こういう場面では地味に厄介な能力付加だ。
しかも道はどんどん細くなり、分厚く落ち葉の積もった悪路といって差し支えない。もはや獣道の一歩手前。それだというのに、女BSは着かず離れずの距離をたもっていた。
それでも崖沿いの登り坂に差し掛かったとたん速度が落ちてきた。
急傾斜に加えひと一人分の狭い道幅。左は崖下へ吸い込まれるような断崖、右は見上げるような絶壁。それが彼女の足をすくませているのだろうか?
それは違った。
今がチャンスと、モンクたちは一気に坂を駆け上ってくる。・・・罠だとも気付かずに。
ホノカは追っ手が坂を登り始めたのを確認すると、商品の詰まった花カートを分離。くるりと振り返ると、カートを坂の下目掛けて、勢いつけて蹴り落とした。
右は見上げ左は急落下の断崖絶壁。花カートの幅は道幅一杯、高さも1.2メートル。避ける場の無い一直線。カートで轢き殺すつもりかっ?!
狩る側の筈が、気が付けばまんまと罠にはまっていた3人。2人のシーフは後ろへ、坂下へ逃げ出す。だがモンクただ1人は違った。
「この急傾斜、逃げたところで間に合うものか。ならば我が筋肉で止めて見せる」
逃げるどころか一歩前へ踏み込んだ。本気で受け止める気だ。
重心を低く、低く、クラウチングスタートの様に低くを落とし、全身の気を手繰り寄せる。あとは呼吸を合わせ、覚悟を決めるだけっ。
凶悪な質量に重力加速度を宿した花カートと、一歩も退かず真正面から迎え撃つモンク。両者がぶつかり・・・・・・捕らえた。
モンクは左肩からぶつかる様にカートを両腕で掴む。慣性を背後に逃がす無粋な事すしない。筋力にものを言わせあらん限りの力で踏ん張った。
それでもカートは、大人しくなんかしてくれない。
落ち葉の降り積もった坂面は、あまりにも柔らかく、そして滑る。モンクの両足の轍を作るだけで、止まりもしない。喰らい付いた体勢のまま、10数メートルは押し戻される。
・・・・・・だが、モンクは止めきった。落ち葉の層から顔をだした樹の根に、蹴りを入れるように無理やりな足ブレーキを慣行、見事カートを止めきった。
「ふは、ふははは、見たか我が筋肉に不可能の文字は ――― 」
斬撃
突然の真上からの衝撃と同時に、分厚い刃が右鎖骨と肺腑を食い破り、胸の半ばまでを断ち割った。右肩から肺を縦断する力任せの切断。むしろ解体と呼ぶべきだろうか。
「そうだね無いね。あんたの汗臭いズウタイには、不可能って文字は無いね。けどさぁ、右肩から先も無くなっちまったも同然だね、おい」
声の方を見上げれば、カートの上に飛び乗ったホノカが、モンク目掛けブラッドアックスを振り下ろしていた。
太陽を背にした逆行。こちらを見下ろす表情は陰になりはっきりしない。それでも声と口元だけは薄笑いを浮かべていた。
ホノカは、カートで轢き殺すためだけにパージした訳ではなかった。
相手がカートを破壊、ないしは止めようとした場合は、カートで出来る死角を使い気付かれること無く接近。破壊・止めた瞬間に奇襲をかける目的もあった。
「が、ぁぁく、ぁらああ゛ゅーーーーーぁぁぼぁぁっ!!」
絶叫。
吐血交じりの水っぽい叫びと鮮血を撒き散らし、敗北を認識しながらもモンクは戦闘を続行。
関節ごと神経を断絶された右腕ではなく、まだ動く左腕でカートの上のホノカの掴みかかった。狙うは、彼女の右足。
「ひっ!!」
モンクはホノカの右足を掴んだ瞬間、間髪おかずに手前に引きずり倒す。バランスを崩し、彼女はカートの上に姿態を投げ出すように仰向けに転倒。丁度、両脚の間にモンクを挟む体勢。
あまりにも無防備な状態。モンクとってみれば、1.2メートルの高さに都合良く捧げられた生贄も同然だ。
カートに寄りかかるように圧し掛かり、殴る、殴る、殴る、左手一本で不器用に殴るだけだ。
もはや格闘技術や戦術も無ければ、肩からもげかけた右腕も、断傷からこぼれる流血もはみ出した肋骨も関係ない。怒りに任せ殴るだけだ。
顔面をガードしようとするホノカの腕を容易く掻い潜り、拳が何度も打ち込まれる。
10発ほど殴ると、モンクは狙いをホノカの顔面から胸元へ移す。
殴るのではなく、BSの制服であるブラ状に縛られた白シャツを、無理やりたくし上げる。
まろびでる豊かな双丘。平均を大きく上回りながらも、垂れる事無くツンと上を向いている。戦闘の興奮からか、全体に汗ばみ谷間に滴が流れ、先端の桜色した果実も自己主張していた。
モンクはその肉丘を左手で鷲掴み、蹂躙する。むっちりと練り上げられた上質のパン生地のような張りと、剥きたてのゆで卵のような肌の質感を、我が物のように堪能する。
カチャリという、聴きなれぬ金属音を耳にするまでは。
金属音。その発生元を確かめれば、それは自らの左手。いや、そこにかけられた黒光りする古い手錠だ。
慌てて引っ張るが、既に手錠の反対側のわっかは、カートの支柱にしっかりとかけられていた。半ばカートに乗る体制で手錠拘束。
モンクが慌てた隙を突き、ホノカが拘束を逃れる。カートの反対側へ飛びのき、斧を構え直す。
その表情には、何の感情も浮かんではいなかった。
殴られて腫れ上がった顔には、怒りや恐怖の感情も無く、瞬きは少なくやや首をかしげ、のっぺりと此方を見つめる。
それは観る者に、先程斧を振り下ろした時の薄笑い以上に、恐怖を覚えさせる。正面から迫り来る恐怖ではなく、背筋を粘液が這うような恐怖だ。
その無表情のまま、ホノカは再びカートを坂下へ押し落す。蹴るのではなく、自らもカートを押し、一緒に坂を下ろうとする
とっさに押し戻そうとするモンクだが、只でさえ滑りやすい地面に加え、今の体勢ではろくに踏ん張ることも出来ない。このまま坂下り落ちる事になったら・・・・・・
「や・・・ま、ちっど・・・やめ・・・」
モンクが吐血のため声にならない悲鳴で訴えるが、ホノカもカートも止まらない。むしろ、モンクの怯えや訴えを見るうちに、無表情だったホノカに感情が、あの薄笑いが戻ってくる。
しかもカートが坂を下り始めると、薄笑いは哄笑にかわり、速度とモンクの怯えが増した頃には、完全な笑い声となっていた。
「あは、あははははっ、あぁはははぁはぁははぁっ!!」
笑い声を響かせながら、ホノカとカートとモンクが疾走。ぐんぐん速度を増して坂を駆け下りる。感情も速度もトップギアが入った。
“最後は止まる“という概念など無い加速は尋常ではない。たいした間も置かずに、真っ先に逃げ出していたシーフ達に追いつき、射程に捕らえた。
坂の終わりまであと僅かだ。もう少し行けば道幅も幾分広くなり、直線で襲い掛かる悪魔をやり過ごすスペースもある。あともう少し・・・、
そんな希望を抱いた瞬間、背後から衝撃に喰い付かれた。
激突、そして横転。
何がどうなったのか誰も解らない。追突したホノカさえも、良く解っていない。きりもみする視界の中、柔らかな落ち葉と下草のクッションに投げ出された事ぐらいしか認識できなかった。
残り3人の内、2人のシーフにしても同じ様なものだ。
最後のモンクに至っては、そんな事言ってられる状態じゃない。
追突の衝撃で横転したカート。
着弾した旧式大砲の弾の方がまだ大人しいと思えるくらいの、派手なローレルやバウンドを繰り返し、その度に手錠で繋がれたモンクを下敷きする。
最後は地面を大きく抉りながら止まったが、その時も律儀に、モンクを磨り潰すように地面に押し付けていた
結果、ただでさえ死にかけるような傷を負っていたのだ、もはや完全に意識失い、呼吸とも痙攣ともつかぬ微動を繰り返している。
一般的にそういう物は、死体と呼んでかまわない筈だ。
しかしある意味において、芸術作品なのかもしれない。
人間の意志が介在しては達成できないであろう、前衛的に折れ曲がった四肢は、偶然と運動エネルギーが生み出した芸術と呼べるかもしれない。
芸術というものが人の心を揺さ振るモノならば、少なくとも2人のシーフの心を揺さぶっているのだから。圧倒的な恐怖という感情を。
「さぁ次は、どっちが斬られたい? あん、オス犬共」
ゆっくりと立ち上がったホノカ。汗や返り血で湿った肌に張り付く落ち葉を拭い、衣服を整えながら残りの獲物を見下ろす。
体格的には、シーフ2の方がよっぽど大きい。
なのにこの女BSの黒光りする瞳に睨まれると、まるで見下ろされているように竦み上がってしまう。
「何ならあたしが、泣いて喜ぶくらい公平に決めても、かまぁないさね」
そう言ってホノカは蝶の羽を一枚取り出す。2人のシーフとホノカ自身。そのちょうど中間地点になる場所へ、その羽を放り投げる。
下草の茂みに僅かに隠れる、基点転送用アイテム。ホノカはそれを顎で指し、
「1枚だけくれてやる。そういう趣向はいかがさね?」
仲間の数は2人。脱出アイテムは1人分。つまりそういう事か、1人だけ逃がしてやる、死にたくなかったら奪い合え、と。
冷静に考えれば、他にも選択肢はある。2人同時に反対方向へ走り出せば、いくらかの生存率が望めるだろ。
けれど冷静になんてなれない。2人のシーフは、モンクを惨殺された恐怖と、立ち込める鮮血の生臭さに、完全に飲み込まれていた。
2人とも視線は遠近感だけでなく、ぐらぐらと平衡感覚をも失っている。
目に入るモノも、互いに目を血走らせた傍らの仲間、たった1つだけの蝶の羽、妖斧の切っ先から血を滴らせるホノカ、まだ時より痙攣をするモンクの死体、この4点のみ。
視線は4点を絶え間なく往復し続ける。
視線の動きも、神経を這い上がってくる恐怖も、どんどん加速していく。・・・・・・限界が訪れる。
小柄なシーフ1が先に動いた。
数メートル先の蝶の羽向かい、頭から地面に跳び込む。助かりたい一心に、遅れて動いたシーフ2など省みず両手をのばし、・・・・・・取った。
シーフ1の両手が、たった1つきりの切符を手に入れた。今にも泣き出しそうな顔で、心から安堵するのも束の間、
『スティール』
背後からのしかかったシーフ2がスキル発動。シーフ1から、蝶の羽を奪い取った。
「てめーそれは俺の」
「先に動いてたくせにうるせぇっ!! オデらはシーフなんだ、かまわねぇんだ、オデが助かるんだっ」
「クソ野郎が返せっ!!」
本来の勝者は奪い返そうとするが、体格で負ける上に、立ち上がる間も無く顔面を蹴られ転倒。更に続けざま、腹に顔面に両腕に、蹴りを執拗に打ち込まれる。
「助かるのは、助かるのはオデなんだ。お前はここで死んどけ、おら」
命を繋げる切符を手にした喜びに、何もかも忘れ、もともとあってないような仲間との絆さえも忘れ、シーフ2は蹴り続ける。
蝶の羽を握り締め発動させる時でさえ、彼は切符を失った仲間を蹴り続けた。
たった1枚の蝶の羽が発動する。シーフ2の足元が瞬き、基点への転送が起きる。
その瞬間、旋風が走った。蝶の羽を掴んでいたシーフ2の右腕目掛け、ホノカが上段からブラッドアックスをフルスイングする。
転送
アイテム使用時の独特の音が鳴り、転送が完了した。
なのにシーフ2はその場に残ったまま・・・。転送されたのは、
「・・・腕が、オデの腕が飛んでっちまった!!」
「ほう、どうやら斬られたかったのは、うすらデカの右腕だったようだね。・・・・・・くたばりな、見苦しい下衆がっ!!」
再び旋風が走り、シーフ2が一撃のもと斬り捨てられた。
これで2人目。
目の前に転がった仲間・・・、とはもう思いもしないモノを見つめながら、シーフ1は尋ねた。
「な、何でこいつを殺したんだ、こいつが俺から奪い取ったからか?」
「はぁ? 確かに見苦しく生かすに値しねぇが、別に奪い合ったってかまわねぇぜ。そもそもあたしは“1枚だけくれてやる”としか言ってないんだからな」
そうだ。この女BSは“1枚だけくれてやる”としか、・・・・・・蝶の羽を手にした者を助けるなんて、一言も言っていない。
「まさか、あんた初めから・・・、先に蝶の羽を取った奴を殺すつもりだったのかっ!?」
「さぁて、どうだろうかな」
あれだけの恐怖の中に、望みをチラつかせておきながら、ホノカは答えをはぐらかす。
そればかりか、何か面白い事を思いついた顔をして、シーフ1の鼻先に妖斧を突きつけた。
「仲間に裏切られた可哀相な手前に、選択肢ってヤツをくれてやるよ。安心しな、4つとも“男になる”なんてふざけたモノじゃない」
「選択肢?」
「そうそう、簡単な選択肢だ。フラグだ高感度アップだではなく、正解と不正解の簡単な選択肢。間違えればバットエンド行きってやつさね」
これ程楽しい事はないと言った顔で、ホノカはシーフ1に選択肢をつげる。
その顔は少し前まで、シーフ達が浮かべていた顔。マーチャントを相手に、その命と尊厳をもてあそぼうとしていた顔だ。
いまごろになって気付いた。
・・・・・・“こんな場面に現れる3番目の登場人物”は、正義の味方なんかじゃなかった。
「これから、手前はどうする。
A あたしに殺される
B 心から反省して一生をかけて罪を償うことを誓い、優しいあたしに見逃してもう
さぁ、どちらが正解か選びな」
・・・・・・答えが見えた。
蝶の羽の件がなければ、シーフ1はBに飛付いていただろう。けれど今となれば、ホノカの考えが見えてくる。
正解とバットエンド行き、それしかないと言う。ならばAが正解。
Bが不正解。Bをえらんだらバットエンド行きなのだろう。
それでも彼はBを選ぶしかない。
自分がしようとしていた事と、さして変わらない事が目の前に転がっている事に気が付きながら、それでも選ぶしかなかった。
「・・・・・・・・・B」
「残念、正解はAだ。んじぁ、バットエンドで先生に教えてもらって来なっ!!」
振り下ろされる妖斧を見上げたシーフ1の視界。
そこには、冷たい断命の刃だけでなく、対照的に暖かで柔らかい木漏れ日が満ちていた。
惨劇は風と共に通りすぎ、今はただ樹枝がゆれて木漏れ日のシャワーが降り注ぐ。
それは、妖斧の血を拭うホノカにも、地面に横たわる3つの死体にも、静かに降り注いでいた。立ち込める血臭さえも、緑の草いきれの中に薄れていく。
「ふ、またつまらない物を切ってしまっぐぁっ!!」
どこかで聴いた台詞をキメようとしたホノカ。だが言い切る直前、後頭部に衝撃が走る。
痛む後頭部をさすり振り向けば、足元にはブルージェムストーンが転がっている。
「青石、・・・・・・むぅ、何をするんだギュア、痛いじゃないか」
涙目で非難するホノカの視線の先。下草を掻き分け、ギュアと呼ばれたプリーストの女が現れた。神官の証である紫色の法衣をびっしり着込んだ細身の淑女。
明らかに殴りプリと呼ばれる武装神官とは違い、支援に特化しているのが見て取れる。
それでも、こめかみに浮かんだ青筋はなかなかの迫力。相当ご立腹な様子だ。
「何気に可愛らしい涙目で訴えてるんじゃありませんわ。“何をするんだよ”ですって? それはこっちの台詞ですの」
「か、可愛らしいだなんて、そんな(ぽっ」
「行き成り恥らわないで下さいましっ!! ぽっじゃありません、ぽっじゃ。私が言いたいのは、さすらい狼を狙っていたのに、突如“乙女の助けを求める声が聞こえる”とか仰って走り出し、こんなアルベルタ付近まで突っ走ったかと思うと、また惨殺死体を3つも、えっと今月トータル11人目ですか? まぁ何人目でもよろしいですわ、とにかく何をしやがるんだってことですわ」
ギュアの言葉を整理すると、ホノカは随分と離れたフィールドから先ほどのマーチャントの助けを聞いたうえに、今月だけでも、この3人の他に8人もぶった斬っていることになる。
・・・ いや、ホノカの移動速度を計算すると、マーチャントが助けを求めるよりもかなり先に、予知するかのようにホノカには聞こえていたことになる。
「何をと問われれば、・・・そうさね、正義の裁きを下したまでさね。ほらあたしは基本的に正義の味方だからな」
「応用と実践においては、思いっきり快楽殺人者でありませんのことっ!!。なにが“つまらない物を”ですか、心から楽しそうに惨殺していらっしゃったくせに」
「ほらオーディン様も、“汝の為したいように為すがよい“って―――」
「仰ってません。うち宗教の主神をどっかの暗黒神にしないでください。教団にケンカ売ってらっしゃって? 何なら異端審問局で“学習”されてきます?」
「嫌だ、あれ学習じゃなくて洗脳って言うんだ。新保守派とか原理主義の手先になっちまう」
「なら冒険者とはいえ、宗教関係者を前にして、そのような台詞は慎んで下さいまし。あと、またハエの羽を使われて、腕だけ飛ばされたのでしょ」
「いいや違うぜ、今日は贅沢に蝶の羽を使ったんだ」
「変わりませんわ、ていうかカプラ嬢にいい迷惑です。いきなり目の前に生腕だけ転送されたら、人によっては素で泣きますわよ。ちっ、どのみち飛んでった腕の再生はでませんからね」
悪態をつきながらギュアはスキル発動
『リザレクション』
ブルージェムストーンの存在と質量が、物理法則を無視して、完全にエネルギーに位相転位。ギュアの周囲に光と意思の渦となり立ち込めた。
それは力ある祈り。尊き巡礼の道を歩み、辿り着いた者が持つ奇跡。
奇跡なんて起きないから奇跡と呼ばれるのかもしれない、けれどそこにあるのは間違いなく奇跡の祈り。
祈りは主神オーディンへ届く。
魂の運び手であるヴァルキリーの慈悲のもと、死者の魂を現世に呼び戻され、そればかりか、世界そのものに干渉し、破壊された肉体に最低限の修復が起きる。
蘇生
最後に斧を振り下ろされたシーフ1の身体に、再び微かながらの命が燈った。意識は戻らぬとも、傷は埋まり呼吸が再開されたならば、それは死体ではなく生きた人間と呼べるのだろう。
続けてギュアは、シーフ2・モンクにも詰まらなそうにリザレクションを行う。それが終ると今度は『ワープ・ポータル』を開いた。
「ほら、そっちのシーフとモンクのお二方はホノカがやってくださいね、いつもの所に送っておきますから」
「むぅ、こんな牡犬共は蘇生なんかしないで放置して、食物連鎖の最底辺あたりで分解してもらったほうが良いのに、何でいつも蘇生した後にプロンテラ城の地下牢に直送なんてするんだよ」
渋々従うホノカだが、死体遺棄というより大きな生ゴミでも扱うようだ。手で触ろうともしない。ブラッドアックスで引っ掛けたり足で押したり、ずいぶんとぞんざいなやり方で、ワープ・ポータルの光柱へ、文字通り蹴り落とした。
一方のギュアもシーフを乱暴に扱うが、あくまで人間の範疇での乱暴ぐあい。念のため後ろ手に手錠をかけてからスローイン。ホノカに比べればまだマシなのだろう。
「そんなもの、最近強くなったホノカを、殺人者にしたくないからですわ。残念ながら犯行の後に、取り消しているだけなのですが、・・・・・・それでもなんですの」
「だから何度も言うがよ、こんな連中―――」
「どんな連中だろうと、それを殺してしまっては、ホノカは殺人者です。殺した相手の罪によって、貴方の罪が相殺される訳じゃない。ホノカがあの3人を恨んだり憎んだりする真っ当な理由があっても、殺めてしまっては殺人者なのですわ」
「そんなきれい事、並べないでくれ。ギュアとはそういう教義とかじゃなく、本音で話したい」
「聖職者としてのきれい事なんかじゃありませんわ。半年前に貴方と出会った者として、いえ図々しい言い方なら、ホノカを拾った私の、わがままな本音なんですの」
半年前、ホノカはギュアに拾われた・・・いや救われたのだ。
要は冒頭のマーチャントと同じ。
・・・流石に、あんな暴走っぷりは無かったが、ホノカが助けに来なかったならマーチャントに訪れていたであろう結末と、同じ事がかつてホノカに降りかかったのだ。
ホノカがまだBSになる前、マーチャント時代の事だ。
とある廃墟を根城にする冒険者どもに囚われ、慰み者となってしまう。何日にもわたり何人もの男に身体をもてあそばれた。ホノカの精神が擦り切れる寸前、たまたま通りかかった、やはり当時アコライトだったギュアに助け出されたのだ。
ギュアとはそれ以来の付き合いで、ホノカの男性恐怖症と相成って、ただならぬ仲と仲間内で噂されていたりする。
「あんな悲しい思いを、辛い思いしたホノカが、罪を犯すのは嫌なのですの。ホノカを苦しめた人間と同じ立場で並んでしまうのは、悲しすぎますわ」
「けど、あたしはあんな連中ブチのめしたいんだ。・・・同じ目に合う人がいたなら、それを止めたい。そりゃ、痴漢やセクハラ相手にヤリ過ぎの時もあるけど、どうしても衝動が、・・・ブチのめさなきゃ怖いんだ、・・・・・・だから」
俯くホノカ。自然と自の体身を抱きかかえるように、両腕をまわしていた。
そんなホノカを見詰めながら、ギュアはため息を一つ附き、ホノカを両腕で包みこんだ。
「だから、“まぁ何人目でもよろしいですわ”ってことですの。ブチのめすなとは言いませんわ。ブチのめすならば、蘇生させる私のわがままも聞いてくださいましね。ホノカが過去と衝動から救われるまで、私はずっとそばにいますから」
「あ、ありがとうギュア。うん、これからもブチのめすよ」
「って、率先してヤらないで下さいましっ!! あくまで取り消しているだけなのですから、もう。ほら、さすらい狼を狙うのでしょ、もう時間がありませんわ急ぎましてよ」
ギュアは軽い諦めとちょっぴりの気恥ずかしさから、身を放してホノカを置いて歩き出す。
その後を、安心しきった顔のホノカが追いかけていった。彼女の顔には、あの薄笑いなんてどこにも無かった。
End
― 追記 ―
少し離れた樹の影。冒頭のマーチャントが顔を半分だけ覗かしていた。
二人のユリユリしたやり取りを、睨みつけていた事には、また別のお話。
「あの年増プリーストを亡き者にしなければ、ボクの想いは成就しない・・・ふふ、ふはは、待っててねボクのお姉さま♪」
という事で、夏コミでコピー本出した作品を公開・・・・・・いや、ネタストックから持ってきたものだけに・・・いろいろ突っ込みどころありますが、
幻想廃人好きです、はい。
2007.08.14
逆三角形の屋根の下
ども夏コミ1日目にいけないと、どーもテンションが墜ちてしまっているライ麦狼です。
かなりとーとつ&ごーいんですが、その所為で新刊も落ちました・・・いや代替品は鋭意製作中なわけですが・・・・・・
あいにく精神コマンドに「奇跡」を持ち合わせてないもので、代替品もどーなることやら・・・・・・
あ、スペースとかは自力で特定してくださいw
そんな状況にも関わらず、夏コミの気になる作品なんぞご紹介。
Pianimation
(サークル「 HYUTEC」)
音楽CDではなく、楽譜集です楽譜集。それも曲のチョイスが良いんです。
“ピアノでも原曲の雰囲気を再現しやすい曲”をピックアップされたとの事なんですよ。
実際に演奏される人でなくとも、楽器屋さんで楽譜のコーナーを見たことがある人ならば解ると思いますが、”アニメ”の楽譜ってなつかしのアニメかジブリくらいなもので、最近のアニメや深夜アニメ・大人向けアニメの楽譜って無いんですよね。
確かにジブリ音楽の代表的な作家、久石譲さんの曲は素晴らしいです。
ですが、他のアニメやゲームの音楽を作曲されている作家さん達も、もっともっと多くの素晴らしい曲を書いているのです
今回、「Pianimation」では、そんな作品をピックアップしてくれているのです。
今まで自分で耳コピしていたり、データを楽譜に変換するソフトをつかったり、大変だった人にはおススメなのでは?
・・・・・・ここまで引っ張っておいて、ライ麦狼は作曲・演奏スキルが無かったりしますが(汗
なつやすmusic
( じぇーにゃ(Да)/ にゃ! )
もしかしたら、”じぇーにゃ”さんの初アルバム? な作品です。
じぇーにゃさんと言うと、今までライ麦狼としては、ブラック・ラグーンのロシア語監修や、同人音楽作品にロシア語ヴォーカルとして参加するイメージが強かったです。(今度の夏コミでもサークル love solfegeさんの『La Fatalite』に参加)
何と言うか”ロシアから来た凄腕のフリーの奏声使い”といったところでしょうか?
・・・・こんな事している場合じゃないはずなのに・・・
かなりとーとつ&ごーいんですが、その所為で新刊も落ちました・・・いや代替品は鋭意製作中なわけですが・・・・・・
あいにく精神コマンドに「奇跡」を持ち合わせてないもので、代替品もどーなることやら・・・・・・
あ、スペースとかは自力で特定してくださいw
そんな状況にも関わらず、夏コミの気になる作品なんぞご紹介。
Pianimation
(サークル「 HYUTEC」)
音楽CDではなく、楽譜集です楽譜集。それも曲のチョイスが良いんです。
“ピアノでも原曲の雰囲気を再現しやすい曲”をピックアップされたとの事なんですよ。
実際に演奏される人でなくとも、楽器屋さんで楽譜のコーナーを見たことがある人ならば解ると思いますが、”アニメ”の楽譜ってなつかしのアニメかジブリくらいなもので、最近のアニメや深夜アニメ・大人向けアニメの楽譜って無いんですよね。
確かにジブリ音楽の代表的な作家、久石譲さんの曲は素晴らしいです。
ですが、他のアニメやゲームの音楽を作曲されている作家さん達も、もっともっと多くの素晴らしい曲を書いているのです
今回、「Pianimation」では、そんな作品をピックアップしてくれているのです。
今まで自分で耳コピしていたり、データを楽譜に変換するソフトをつかったり、大変だった人にはおススメなのでは?
・・・・・・ここまで引っ張っておいて、ライ麦狼は作曲・演奏スキルが無かったりしますが(汗
なつやすmusic
( じぇーにゃ(Да)/ にゃ! )
もしかしたら、”じぇーにゃ”さんの初アルバム? な作品です。
じぇーにゃさんと言うと、今までライ麦狼としては、ブラック・ラグーンのロシア語監修や、同人音楽作品にロシア語ヴォーカルとして参加するイメージが強かったです。(今度の夏コミでもサークル love solfegeさんの『La Fatalite』に参加)
何と言うか”ロシアから来た凄腕のフリーの奏声使い”といったところでしょうか?
・・・・こんな事している場合じゃないはずなのに・・・
2007.08.12
発禁コロイド・・・
ども、盆飾りのウマをキュウリではなく、ゴーヤで作ったら親戚一同からダメ出しくらったライ麦狼です。
いや〜、サマソニとワンフェス楽しんできましたーーーーっっ!! て言えたらよかたっんだけど、
実際は、病院で注射や点滴受けたり、抗生物質飲んで自宅療養したりしていました。
夏バテと夏風邪なわけだったのですが、お医者曰く、「ある程度治ってから来院したのでわからないが、症状から察するに熱中症も起きていたのでは?」
との事で、ライ麦狼を名乗っておきながら本人がライ麦狼に噛み付かれたみたいです。
いや〜、サマソニとワンフェス楽しんできましたーーーーっっ!! て言えたらよかたっんだけど、
実際は、病院で注射や点滴受けたり、抗生物質飲んで自宅療養したりしていました。
夏バテと夏風邪なわけだったのですが、お医者曰く、「ある程度治ってから来院したのでわからないが、症状から察するに熱中症も起きていたのでは?」
との事で、ライ麦狼を名乗っておきながら本人がライ麦狼に噛み付かれたみたいです。
しかしまぁ〜、体調崩した人間が言うのもなんですが、健康グッズや健康に良い食べ物とかで、「何かおかしいぞ?」って物がチラホラあったりしますよね。
白金ナノコロイド
”ナノ化したプラチナを均一に分散させたプラチナナノコロイドは、胃液で消化されず腸でも吸収されないことから、体内に蓄積される心配もありません。”(DHC)
・・・確かに身体に蓄積される水銀や劣化ウランとかに比べれば、吸収されないから無害だろうけど、・・・吸収されなければ、そもそもの意味が無いのでは?
まぁお通じ関連で効果あるのかもしれませんが、・・・”錆びない”って事は”自身は酸化しない=周りの物を還元しない”って事だから、身体が錆びようが錆びまいが関係いわけで・・・。
むしろ身体の代りに錆びてくれる還元剤を取った方が、身体は錆びないような気がするのですが・・・・・・。イオン化傾向の勉強しなおそうかな〜
活性水素
・・・・・・えっと、「こんなの信じたら化学の単位落としちゃいますよ」と言いたくなるのですが、詳しくはこちらの真ん中あたりをどうぞ。
だぶん、名前の意味とか定義が曖昧なまま、気分か都合か判りませんが、使う人が使いたいように2次使用・3次使用。そのせいで、”オリジナルの無いコピー”じみた、色々なタイプの物が登場している気がします。
白金ナノコロイド
”ナノ化したプラチナを均一に分散させたプラチナナノコロイドは、胃液で消化されず腸でも吸収されないことから、体内に蓄積される心配もありません。”(DHC)
・・・確かに身体に蓄積される水銀や劣化ウランとかに比べれば、吸収されないから無害だろうけど、・・・吸収されなければ、そもそもの意味が無いのでは?
まぁお通じ関連で効果あるのかもしれませんが、・・・”錆びない”って事は”自身は酸化しない=周りの物を還元しない”って事だから、身体が錆びようが錆びまいが関係いわけで・・・。
むしろ身体の代りに錆びてくれる還元剤を取った方が、身体は錆びないような気がするのですが・・・・・・。イオン化傾向の勉強しなおそうかな〜
活性水素
・・・・・・えっと、「こんなの信じたら化学の単位落としちゃいますよ」と言いたくなるのですが、詳しくはこちらの真ん中あたりをどうぞ。
だぶん、名前の意味とか定義が曖昧なまま、気分か都合か判りませんが、使う人が使いたいように2次使用・3次使用。そのせいで、”オリジナルの無いコピー”じみた、色々なタイプの物が登場している気がします。
2007.08.09
さま☆そに(おかげさまで、死にそーになりました)
あいかわらず健康管理がなっていないライ麦狼です。
8月11日はサマソニ行って、”そのまま”翌朝12日にはワンフェス行って、家に帰らないでサマソニへ再突入なんて、無謀な計画を夢想していたくせに、
過労か夏バテか睡眠不足か貧血か風邪かストレスか判りませんが、体調不良でブッ倒れていました。
いえ、”ブッ倒れていた”と表現は正しくないですね。山手線(内回り)を4周程回っていました。
8月11日はサマソニ行って、”そのまま”翌朝12日にはワンフェス行って、家に帰らないでサマソニへ再突入なんて、無謀な計画を夢想していたくせに、
過労か夏バテか睡眠不足か貧血か風邪かストレスか判りませんが、体調不良でブッ倒れていました。
いえ、”ブッ倒れていた”と表現は正しくないですね。山手線(内回り)を4周程回っていました。
ここのところ体調は悪かったのですが、本日限界を超えたみたいでキちゃいました。症状は上記な感じです。
まぁ調子が悪いと自覚は在ったのですが、職場近くの駅まで来たのですが、”座席から立ち上がれない”なんて状況になるとは思いもしませんでした。「な、何これ!?」って感じです。
終点のターミナル駅だったので何とか降りて、とりあえず応急措置。ポカリ飲んでアミノバイタルを2種類啜り、ユンケルの高いヤツも飲んだのですが、
フラフラのクラクラは治らず、全身の筋肉がこってると言うか、”乳酸で筋繊維がガチガチ+緊張状態で張ってる”、具合なのです。
正直、このあたりでヤめりゃいいのに無理して仕事に出たら・・・やっぱり無理でした。
階段だけでなく段差の無いところでも何度もこけるわ、イライラしてまともな判断できないわ、数字の意味を理解出来ない瞬間があるわ、
しかも、ユンケルがいけなかったのか、それとも生理的なカウンター作用なのか、脳内で快楽物質が垂れ流しみたいで、何故だが理由も無く笑い出している状態。
流石に早退。帰りがけ病院と針灸院のどちらに行くか悩んだのですが、針灸院に決定。・・・それがいけなかったのか、帰りに山手線乗って座席に腰掛けたの最後、立ち上がるのが面倒臭くて、そのまま周回開始。
気が付けば4時間たっていまして・・・1周1時間と考えて、4周していたみたいです。
本日の結論・・・山手線で熟睡しても、あまり疲れは取れないみたいです。
まぁ調子が悪いと自覚は在ったのですが、職場近くの駅まで来たのですが、”座席から立ち上がれない”なんて状況になるとは思いもしませんでした。「な、何これ!?」って感じです。
終点のターミナル駅だったので何とか降りて、とりあえず応急措置。ポカリ飲んでアミノバイタルを2種類啜り、ユンケルの高いヤツも飲んだのですが、
フラフラのクラクラは治らず、全身の筋肉がこってると言うか、”乳酸で筋繊維がガチガチ+緊張状態で張ってる”、具合なのです。
正直、このあたりでヤめりゃいいのに無理して仕事に出たら・・・やっぱり無理でした。
階段だけでなく段差の無いところでも何度もこけるわ、イライラしてまともな判断できないわ、数字の意味を理解出来ない瞬間があるわ、
しかも、ユンケルがいけなかったのか、それとも生理的なカウンター作用なのか、脳内で快楽物質が垂れ流しみたいで、何故だが理由も無く笑い出している状態。
流石に早退。帰りがけ病院と針灸院のどちらに行くか悩んだのですが、針灸院に決定。・・・それがいけなかったのか、帰りに山手線乗って座席に腰掛けたの最後、立ち上がるのが面倒臭くて、そのまま周回開始。
気が付けば4時間たっていまして・・・1周1時間と考えて、4周していたみたいです。
本日の結論・・・山手線で熟睡しても、あまり疲れは取れないみたいです。
2007.08.05
めっさ北の国から
ども〜、暑い夏でもヘルメットはフルフェイスに限るライ麦狼です。
いちいち季節に合わせて買い換えられないし、ちょっぴり高くても良いヤツならば、フルフェイスでも蒸れませんよ。
むしろ、ベンチレーション何て考慮していない、安物の半キャップの方が無茶苦茶に蒸れちゃいます。
それにライ麦狼の生息域では、この季節は羽虫や蚊柱が恐くてバイザー上げてなんて走れません。
視界は多少狭まりますが、安全とか考えるとフルフェイスが無難だと思うんですけどね〜
で、ライ麦狼のすんでいるのは関東平野のど真ん中で、えらく暑かったり寒かったりする土地でして、こんな言われようをしています。
□ 埼玉で一番暑く、関東では甲府といい勝負を繰り広げる
□ ○○は砂漠気候だとしか思えない。
□ 関東地方の天気予報で、他と比べてひときわ数字がおかしい。
□ 最近は暑さを逆に利用して、『熱いぞ!○○』キャンペーンをしてる
□ 関東の人に「○○」というと、99%「あぁ、あの暑いトコ?」という返事が返ってくる。
□ 冬は冬で赤城颪が吹き荒れて寒い。
□ 冬場の風力は毎日が台風並
□ なぜか○○は盆地だと勘違いしている輩がいる。れっきとした平地です。
□ 夏場は光化学スモッグ警報が頻繁に出る。が、気にするようでは暮らしていけないため、誰もが聞こえないふりをしている。
□ 東京へ出る理由は、ショッピングではなく避暑。
・・・さらに地元を舞台にした歴史小説でも、関東攻めをした豊臣軍が夏の暑さにまいった、というネタがあるくらいです。
そんな訳で、気分だけでも北国へ旅立とうかと思いまして、北海道出身(在住?)のかたのサイトをご紹介。
首楞厳神呪 (しゅりょうごんじんしゅ)
ハードなプレイで、ギターをキュベンキュベン鳴かしちゃう70sRockなページです。
オリジナル作品の他、アリスソフトのランスシリーズの曲が色々ございます。
今思うとアリスソフトの曲は、ランスシリーズだけでなく他の作品にしても、ギターが熱い曲が多い気がします。ギター野郎な方々にはもってこいかも。
Passionate Saffron
音楽ノートに並ぶ曲たちは、柔らかな木綿の様に、優しく貴方を包み込んでくれます。
絹の様に肩肘を張ることも無く、麻のように強がる必要も無く、ただ優しく包み込んでくれます。
・・・・・・なんて事をのたまいたいのですが、うっかりしてると落とし穴に付き落とされちまう曲も、ちらほらありますのでご注意を。
「アジアン雑貨好きネーチャンのテーマ」「宇宙人ゴルバコフスキーのテーマ」あたりは、明らかに異色タイトル〜♪
まぁ全体的に、ほんわかした曲ですし、曲に添えられたテキストもなかなかなお味です。
あとライ麦狼は、くらげ日記に出てくるM女史のファンになりそうです。
いちいち季節に合わせて買い換えられないし、ちょっぴり高くても良いヤツならば、フルフェイスでも蒸れませんよ。
むしろ、ベンチレーション何て考慮していない、安物の半キャップの方が無茶苦茶に蒸れちゃいます。
それにライ麦狼の生息域では、この季節は羽虫や蚊柱が恐くてバイザー上げてなんて走れません。
視界は多少狭まりますが、安全とか考えるとフルフェイスが無難だと思うんですけどね〜
で、ライ麦狼のすんでいるのは関東平野のど真ん中で、えらく暑かったり寒かったりする土地でして、こんな言われようをしています。
□ 埼玉で一番暑く、関東では甲府といい勝負を繰り広げる
□ ○○は砂漠気候だとしか思えない。
□ 関東地方の天気予報で、他と比べてひときわ数字がおかしい。
□ 最近は暑さを逆に利用して、『熱いぞ!○○』キャンペーンをしてる
□ 関東の人に「○○」というと、99%「あぁ、あの暑いトコ?」という返事が返ってくる。
□ 冬は冬で赤城颪が吹き荒れて寒い。
□ 冬場の風力は毎日が台風並
□ なぜか○○は盆地だと勘違いしている輩がいる。れっきとした平地です。
□ 夏場は光化学スモッグ警報が頻繁に出る。が、気にするようでは暮らしていけないため、誰もが聞こえないふりをしている。
□ 東京へ出る理由は、ショッピングではなく避暑。
・・・さらに地元を舞台にした歴史小説でも、関東攻めをした豊臣軍が夏の暑さにまいった、というネタがあるくらいです。
そんな訳で、気分だけでも北国へ旅立とうかと思いまして、北海道出身(在住?)のかたのサイトをご紹介。
首楞厳神呪 (しゅりょうごんじんしゅ)
ハードなプレイで、ギターをキュベンキュベン鳴かしちゃう70sRockなページです。
オリジナル作品の他、アリスソフトのランスシリーズの曲が色々ございます。
今思うとアリスソフトの曲は、ランスシリーズだけでなく他の作品にしても、ギターが熱い曲が多い気がします。ギター野郎な方々にはもってこいかも。
Passionate Saffron
音楽ノートに並ぶ曲たちは、柔らかな木綿の様に、優しく貴方を包み込んでくれます。
絹の様に肩肘を張ることも無く、麻のように強がる必要も無く、ただ優しく包み込んでくれます。
・・・・・・なんて事をのたまいたいのですが、うっかりしてると落とし穴に付き落とされちまう曲も、ちらほらありますのでご注意を。
「アジアン雑貨好きネーチャンのテーマ」「宇宙人ゴルバコフスキーのテーマ」あたりは、明らかに異色タイトル〜♪
まぁ全体的に、ほんわかした曲ですし、曲に添えられたテキストもなかなかなお味です。
あとライ麦狼は、くらげ日記に出てくるM女史のファンになりそうです。
2007.08.04
全て遠き他人事
『アホでマヌケな大統領選』 レンタル開始されていたので早速観ましたっ!!
内容はこんな感じ。
『2004年のアメリカ大統領選挙の際にユタ州の大学で行われたマイケル・ムーアの講演を巡るドキュメンタリー。マイケル・ムーアの来学を阻止しようとするアメリカ一保守的なユタ州の人々。平穏だった町の大学は瞬く間に熱き論争の場所となっていく。』
(アットエンターテイメントより)
内容はこんな感じ。
『2004年のアメリカ大統領選挙の際にユタ州の大学で行われたマイケル・ムーアの講演を巡るドキュメンタリー。マイケル・ムーアの来学を阻止しようとするアメリカ一保守的なユタ州の人々。平穏だった町の大学は瞬く間に熱き論争の場所となっていく。』
(アットエンターテイメントより)
感想としては「他人事」ですね。
いや、批判とか軽視しているという意味ではなく、第3者的な立場
というか、作品中に出てくる「リベラル」「保守的」「大統領選」の意味合いや感覚が、どーしても理解できないライ麦狼としては、 ”どーやったら身近な事に置き換えられるかな〜?” って作業が必要になってしまう、遠い他人事な気がするのですよ。
・・・・・・散々考えても、身近な事には変換できなかったです(泣
正直 、”近所の大学でマイケル・ムーア(現在の政権を批判・問題提起するドキュメンタリー作家)が講演しても、何か問題があるのか?
別に、ムーアと違う意見を持つ住民が多いからといって、その地域が侮辱されたとか、ムーアと違う意見の人が名乗りを上げる事は無いだろ。” と思うのですが、
マイケル・ムーアの影響力なのかお国柄なのか、大学だけでなく地域の人々や04年の大統領選も巻き込んで、論争とパフォーマンスが吹き荒れていきます。
こーいった、米国の市民スタイルや心情を理解できる他国人ってどのくらいいるのでしょうか? 特に日本では少ないのでは? と考えてしまいますわ。
作品自体は、前作・前々作に比べてドキュメンタリー色が強く、2作で特徴的だった突撃取材やスパイシーなジョークは、あまり見かけませんでした。
ムーアを呼ぶ事に賛成反対 ムーアの意見に賛成反対 「保守的」であることに賛成反対 「リベラル」であることに賛成反対
いろいろな立場の人が出てきて、いろいろな意見を述べています。
中にはベイダー卿まで登場し、ムーアの来学にたいし「フォースのダークサイドだ」「皇帝陛下は期待している」とのコメントを頂いたりしていますがw
まじめに印象的だった意見としては、留学生のイーフリイム氏の言葉、
「私の国には言論の自由がありません。 私はあることを誇りにしています。
皆さんはその価値を知らないでしょうが、私と皆さんが真実について語り合える事が誇らしい。
私たちは、誰かが政治的意見を述べることについて、意見を戦わせている。
皆さん こういったことが大切なのです。
留学生である私たちは、それらを学んで持ち帰り国づくりをしたい」
作品全体では、『どんな意見でも耳を傾けるべきであり、熱く議論をするべきだ。力や粗雑なトリックでひねり潰してはいけない』と、「保守的」への批判がメイン主張なのかも知れませんが、
段々と加速していく論争の姿に、ちと違和感を覚えなくもないライ麦狼。なんとなく映画『マッドシティ』を連想しなくもないですね。
いや、批判とか軽視しているという意味ではなく、第3者的な立場
というか、作品中に出てくる「リベラル」「保守的」「大統領選」の意味合いや感覚が、どーしても理解できないライ麦狼としては、 ”どーやったら身近な事に置き換えられるかな〜?” って作業が必要になってしまう、遠い他人事な気がするのですよ。
・・・・・・散々考えても、身近な事には変換できなかったです(泣
正直 、”近所の大学でマイケル・ムーア(現在の政権を批判・問題提起するドキュメンタリー作家)が講演しても、何か問題があるのか?
別に、ムーアと違う意見を持つ住民が多いからといって、その地域が侮辱されたとか、ムーアと違う意見の人が名乗りを上げる事は無いだろ。” と思うのですが、
マイケル・ムーアの影響力なのかお国柄なのか、大学だけでなく地域の人々や04年の大統領選も巻き込んで、論争とパフォーマンスが吹き荒れていきます。
こーいった、米国の市民スタイルや心情を理解できる他国人ってどのくらいいるのでしょうか? 特に日本では少ないのでは? と考えてしまいますわ。
作品自体は、前作・前々作に比べてドキュメンタリー色が強く、2作で特徴的だった突撃取材やスパイシーなジョークは、あまり見かけませんでした。
ムーアを呼ぶ事に賛成反対 ムーアの意見に賛成反対 「保守的」であることに賛成反対 「リベラル」であることに賛成反対
いろいろな立場の人が出てきて、いろいろな意見を述べています。
中にはベイダー卿まで登場し、ムーアの来学にたいし「フォースのダークサイドだ」「皇帝陛下は期待している」とのコメントを頂いたりしていますがw
まじめに印象的だった意見としては、留学生のイーフリイム氏の言葉、
「私の国には言論の自由がありません。 私はあることを誇りにしています。
皆さんはその価値を知らないでしょうが、私と皆さんが真実について語り合える事が誇らしい。
私たちは、誰かが政治的意見を述べることについて、意見を戦わせている。
皆さん こういったことが大切なのです。
留学生である私たちは、それらを学んで持ち帰り国づくりをしたい」
作品全体では、『どんな意見でも耳を傾けるべきであり、熱く議論をするべきだ。力や粗雑なトリックでひねり潰してはいけない』と、「保守的」への批判がメイン主張なのかも知れませんが、
段々と加速していく論争の姿に、ちと違和感を覚えなくもないライ麦狼。なんとなく映画『マッドシティ』を連想しなくもないですね。
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